2021年03月20日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓を公約・そこに政治的ミソジニー

3月16日エントリの続き。

立憲民主党の枝野幸男が選択的夫婦別姓を
公約にして、野党共闘の条件にもしている
という共同通信の記事に、ブックマークは
それなりにたくさんついています。

「立民・枝野氏「夫婦別姓公約に」 衆院選、野党の連携求める」
(はてなブックマーク)

そうしたブックマークコメントは、
選択的夫婦別姓を公約として重視することを
評価していないものが多いという
はなはだ残念なものとなっています。

 
ブックマークコメントで多いのは、
「そんなことより経済政策だ」というものです。
ついで「選択的夫婦別姓を望むのは
少数にすぎない」というものです。
ようはこうした場合の定番である、
「政治的ミソジニー」ということです。

「そんなことより経済」に対しては、
選択的夫婦別姓のようなジェンダー政策も、
経済政策も両方同時に行なえばいいだけのことです。

国会議員は衆参合わせて500人以上います。
リソースはじゅうぶんでしょう。
「選択的夫婦別姓より経済」なんてわざわざ
二者択一にする必要はないというものです。


「少数派のニッチな政策」に対しては、
選択的夫婦別姓は人権問題かつ
パレート改善なので、必要なかたが少数でも
導入は当然という性質の政策です。

「選択的夫婦別姓はパレート改善」

さらに近年の世論調査ではどれも
選択的夫婦別姓に賛成の割合が
7-8割という事実も指摘しておきます。

「選択的夫婦別姓に7割以上が賛成」
「選択的夫婦別姓に賛成が8割」
「選択的夫婦別姓・ふたつの世論調査」


枝野幸男も「そんなことより経済」とか
「そんなことは少数しかのぞまない」なんて
「政治的ミソジニー」が出てくることくらいは、
じゅうぶん把握していると思います。

そういう「政治的ミソジニー」が
いることを承知の上で、選択的夫婦別姓を
次の衆院選で公約にすると
言っているのだろうと思います。

枝野幸男ないし立憲民主党は、
それだけ選択的夫婦別姓は重要と考えていること、
そしてじゅうぶん有権者から票が得られると
考えているということだと思います。

posted by たんぽぽ at 12:52 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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