2021年03月21日

toujyouka016.jpg 同性婚不受理に違憲判決・五輪の影響?

3月20日エントリの続き。

同性結婚を認めない現行民法に、
違憲判決が下されたことについての続きです。

 


わたしが思うのは、今回の違憲判決は
東京オリンピックを意識したことも
あるのではないかということです。

オリンピックはジェンダー平等や
性的指向による差別禁止を憲章でうたっています。
2014年のソチ・オリンピックのあとも、
反同性愛法がある国はオリンピックを
開催できないと、規約を改正しました。

「オリンピック:開催都市契約に差別禁止条項が追加」

国際オリンピック委員会(IOC)は、
今後の五輪開催都市との契約に差別禁止義務を含めると発表した。

IOCの動きは、ソチ冬季五輪前に、
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)への
暴力と嫌悪を助長する差別的な法律を成立させた
ロシア政府への批判という面も大きいと、
ヒューマン・ライツ・ウォッチは指摘した。

日本では先日も森喜朗の「女の多い会議は
時間がかかる」発言で、国内世論だけでなく
国際的にも批判を浴びたばかりです。
日本のジェンダー問題に関する動向に対して、
国際社会から注目が集まっています。

「女性が多い会議は時間がかかる?」
「世界から日本へ・ジェンダー平等の連帯」


このような状況において、
同性結婚を認めない現行民法に
違憲判決を出さなかったら、国際社会から
強い批判を受けることが予想されます。
最悪の場合、IOCから日本は制裁を
受ける可能性さえ出てくると思います。

それゆえ必要最低限の違憲性だけ認めて、
国際社会やオリンピック関係からの
批判をかわそうとしたという判断も
入ったのではないかと、わたしは想像します。

posted by たんぽぽ at 21:08 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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