2021年03月29日

toujyouka016.jpg 夫婦別姓反対派・旧姓使用の議連設立

自民党の選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)の
議員たちが、旧姓使用を拡大することを
目指した議連を作ることになりました。

「自民、別姓慎重派が議連設立へ 旧姓の通称使用拡大目指す」
(はてなブックマーク)

共同の記事は短いので全文引用します。

 
選択的夫婦別姓制度に慎重な立場を取る
自民党の有志議員らが、旧姓の通称使用の拡大を
目指す議員連盟を発足させる。
関係者が24日、明らかにした。別姓を巡っては、
導入賛成派議員が25日に議連設立総会を開く。
賛否が割れる党内事情を
改めて浮き彫りにする格好となった。

慎重派が設立するのは「婚姻前の氏の
通称使用拡大・周知を促進する議員連盟」。
代表は中曽根弘文元外相が務め、
高市早苗前総務相や山谷えり子元拉致問題担当相らが
呼び掛け人に名を連ねた。4月1日に設立総会を開く。

両議連とは別に、選択的夫婦別姓を含む
氏制度の在り方に関する党の検討チームが
議論を本格化させる見通し。


心配されるのは、じゅうぶんな実用性のある
旧姓使用の制度を実現できるのか?です。


旧姓使用の拡大はただでさえ技術的にも
複雑煩雑で、実用性のあるレベルで
制度を整えることは困難です。

2019年に住民票とマイナンバーカードに
旧姓併記ができるようになりました。
これも旧姓使用が可能な場面を増やすことに
ほとんど貢献しなかったのでした。

「住民票の旧姓併記・総務省の見解」
「効力はたいしてない住民票の旧姓併記」


選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は、
自分たちの信奉する家族イデオロギーしか
眼中にない人たちです。

現実をろくに見ていない彼らが
旧姓使用の拡大という技術的に困難な制度を、
実用性のあるレベルで実現するなんて、
とてもできそうに思えないです。

彼ら反対派(非共存派)は、
選択的夫婦別姓の議論が起きたころから、
「旧姓使用で解決」と主張し続けていました。

それにもかかわらず、いまだ旧姓使用の
制度は実現せず、いまごろになって
議連設立なんてやっている時点で、
彼ら反対派(非共存派)議員たちの
力量は察しがつくというものです。

posted by たんぽぽ at 11:59 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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