前のエントリの続き。
自民党の選択的夫婦別姓の推進派議員たちが、
議連を立ち上げたことについてです。
「自民に夫婦別姓の推進議連、100人超 慎重派も設立へ」
「自民推進派 100人超で議連 選択的夫婦別姓を議論」(全文)
この議連がどの程度実効的な活動ができるのが、
選択的夫婦別姓を実現させることができるのかが
もっとも気になるところです。
この点に関して、わたしはむしろ悲観的です。
あまり期待はしていないです。
自民党にはがんめいきわまりない
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)議員が
まだまだたくさんいます。
推進派の議連をもってしても、彼ら反対派
(非共存派)をどうにかできるとは
わたしにはあまり思えないです。
第5次男女共同参画の基本計画では、
反対派(非共存派)議員たちに
完全に議論の主導権を持っていかれて、
推進派はほぼお手上げ状態でした。
今後の自民党内における選択的夫婦別姓の議論も、
同じような事態になるのではないかと、
わたしは予想します。
推進派議員たちは、反対派議員たちが
猛抵抗してきたときどうするのか、
対策を考えているのかと思います。
第5次男女共同参画のときから
さほど変わっていないのではないかと思います。
第5次男女共同参画の閣議決定直後の
推進派議員の様子を見るかぎり、
反対派(非共存派)とはどういう人たちか、
いまだわかっていないという感じです。
「選択的夫婦別姓・具体的な制度検討に入れる?」
がんめいきわまりない反対派の前に、
推進派の議連は結局なにもできないという、
これまでと同じ結末になる可能性が
高いとわたしは思います。
「自民党にだっていろんな意見がある
ということが国民に伝わる」だけという、
「自民党の良心のアピール」だけで終わる
可能性も結構あるということです。