導入反対を求める意見書が可決するという、
たいへんゆゆしいことが起きました。
「岡山県議会 選択的夫婦別姓 導入反対の意見書を可決」
「岡山県議会、選択的夫婦別姓反対の意見書可決へ」
「夫婦別姓「反対」意見書可決「陳情出て…」 岡山県議会」
「夫婦別姓反対の意見書を岡山県議会が可決 自民が主導」
主導したのは自民党県議団です。
岡山県議会は自民党が過半数をしめるので、
選択的夫婦別姓の反対意見書が
可決することになりました。
岡山県議会 選択的夫婦別姓 導入反対の意見書を可決 #nhk_news https://t.co/GHs0lm4u7k
— NHKニュース (@nhk_news) March 19, 2021
岡山県議会、選択的夫婦別姓反対の意見書可決へ https://t.co/AbxgNnoufM
— 選択的夫婦別姓制度の実現へ (@bessei_family) March 7, 2021
意見書案は、県議会に提出された選択的夫婦別姓の導入に反対する陳情を基に作成。制度によって家族の一体感、子どもの福祉に悪影響を及ぼす懸念があると表明し、国民に広く合意が取れていない状況での拙速な導入に反対すると
岡山県議会は19日の本会議で、
選択的夫婦別姓制度の導入に反対する意見書を
自民党などの賛成多数で可決した。
全国都道府県議会議長会によると、
同制度への反対意見書は2010年に
岡山を含む20県議会で可決され、
11年以降の可決はないという。
岡山市に住む保守系団体の関係者が
陳情を県議会に提出し、
自民党県議団が主導して意見書案をまとめた。
近年は、選択的夫婦別姓の導入を求める
意見書が、各地の自治体で可決しています。
否決されることもありますが、
ごく少数の特例となっています。
「選択的夫婦別姓・意見書可決と世論の関心」
#選択的夫婦別姓 推進の意見書可決数の推移です(陳情アクション調べ)。
— yuri (@ysv36gxuk) March 26, 2021
まんま、全国の当事者たちの期待や焦りの推移です。
3年前からの激増、そして今年すでに15件。もう待てないという思いが溢れてる。 pic.twitter.com/X6FXsM27bE
そうした中にあって、選択的夫婦別姓に
積極的に導入の反対を求める意見書が
可決するところが、きわだっていると思います。
賛成意見が不採択とか、もっと前につぶされるとかは、まあそうだろうなと。今回はわざわざ反対を採択してるところがあまりに異常なんですよね。
— 3a8(ab) (@saya_fairyland) March 21, 2021
選択的夫婦別姓に反対する意見書が
自治体で可決したのは2010年が最後です。
それ以後11年間なかったことであり、
「沈黙」を破ったという意味でも、
大きなことだろうと思います。
最近の選択的夫婦別姓に対する
世論の関心の高まりや、実現にむけた
現実的な活動を前にして、反対派(非共存派)も
なにかアクションしなければと
考えたのかもしれないです。
丸川珠代たち、自民党の国会議員が
各地の地方議会に送っている、
選択的夫婦別姓の反対文書も
関係あるのかもしれないです。
「自民党から地方議会に夫婦別姓反対文書」
岡山県議会には、かかる自民党中央からの、
選択的夫婦別姓・反対文書は
届いていないとあります。
選択的夫婦別姓を巡っては、
丸川珠代男女共同参画担当相を含む
自民党の国会議員有志が、導入に賛同する意見書を
採択しないよう求める文書を約40人の
都道府県議会議長に送付したことが分かっている。
関係者によると、岡山県議会議長に
この文書は届いていない。
それでもほかのいくつもの自治体に
反対文書を送っていることは、
岡山の県議会議員たちも、この時点では
すでに知っていると思います。
岡山の選択的夫婦別姓の反対派議員も、
この動きに自分たちは党中央から
支持されていると思って自信を持った
くらいのことは考えられます。