3月21日エントリの続き。
同性結婚を認めない現行民法に
まがりなりにも違憲判決が出ました。
「同性結婚を認めない現行民法に違憲判決」
選択的夫婦別姓を認めないことで
違憲判決が出るよりも先になったのは、
しばし意外ではあります。
多くの国では同性結婚より選択的夫婦別姓の
ほうが先に実現しています。
日本でも同性結婚より選択的夫婦別姓が
早くから議論されていました。
同性結婚は選択的夫婦別姓を
「追い越した」ことになります。
夫婦別姓訴訟は、いまのところ最後に判決が
出たのは、2020年9月です。
このときも、いまと比べると、
選択的夫婦別姓に対する世論の関心は
それほど高くなかったといえます。
「第二次夫婦別姓訴訟・二審も原告敗訴」
選択的夫婦別姓に対する世論の関心が
大きく高まったのは、2020年の暮れ、
男女共同参画の基本計画の議論が
自民党でなされてからです。
「第5次男女共同参画・選択的夫婦別姓」
「大幅に後退した選択的夫婦別姓」
同性結婚の訴訟は、選択的夫婦別姓への関心が、
同性結婚にも波及したところへ、
オリンピックの開催もあって、
ちょうど意識が高まっていた最中に
判決が出たということかもしれないです。