2021年04月13日

toujyouka016.jpg ニッチではなくニッチと思いたいだけ

4月12日エントリの続き。

立憲民主党の枝野幸男が選択的夫婦別姓を
野党共闘の条件にしているという記事についた
ブックマークの多くが否定的なのを見て、
「選択的夫婦別姓はニッチなのか」と
言っているコメントがあります。

 
立民・枝野氏「夫婦別姓公約に」 衆院選、野党の連携求める | 共同通信

ブコメ、選択的夫婦別姓ってニッチなのか。直接の恩恵を受ける人が少ないテーマではあろうけど、人権の話だからなあ…

2021/02/28 14:40


否定的なコメントの中には、
はっきり「選択的夫婦別姓はニッチ」と
言っているものもあります。
直接的にはこれを意識したと思います。

立民・枝野氏「夫婦別姓公約に」 衆院選、野党の連携求める | 共同通信

今、野党第一党に求められているのはそういうニッチな政策よりも、コロナ禍を乗り越えるための経済政策だと思う。

2021/02/27 23:34


早稲田大学の棚村政行教授と「選択的夫婦別姓・
全国陳情アクション」の合同アンケートによると、
選択できるなら夫婦別姓(非改姓結婚)を
希望するかたは女性の4割近くいます。

「選択的夫婦別姓のアンケート・夫婦別姓の希望」

男性でも3割程度のかたが、選択できるなら
夫婦別姓を選択できるとよいと答えています。



3-4割の人が必要としているのであり、
選択的夫婦別姓の導入によって
恩恵を受けるかたはじゅうぶん多いと言えます。
「ニッチ」な政策ではないでしょう。


選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)や、
そこまでいかなくても「オンナコドモのことは
くだらない」と思っている人が、
ことさらに矮小化したくて
「ニッチ」と言うものと思います。

彼らは選択的夫婦別姓に反対したいけれど、
反対するための直接的な理屈が
見出せないのだろうと思います。

それで「そんなことよりほかに
やるべきことがある」と言って、
選択的夫婦別姓の議論をさせないことで、
実現を「先送り」にしよう、
ということだと思います。

posted by たんぽぽ at 22:45 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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