『しらべぇ』の選択的夫婦別姓の記事の
2ページ目に、わたしがここでも言及して
おきたい次の指摘があります。
「北斗晶、選択的夫婦別姓に賛成表明 「結婚時の手続きが大変」と体験談も」
「何十年も前から問題視されながら、
あまり進展していないのも事実」です。
この事実は直視する必要があることです。
夫婦別姓といえば、丸川珠代男女共同参画担当大臣が
反対を呼びかける書状に署名していたとして、
国際的に批判を浴びたばかり。
風向きとしては推進に傾きつつあるが、
何十年も前から問題視されながら、
あまり進展していないのも事実だ。
選択的夫婦別姓はとっくに実現して、
終わった課題になってよいものです。
それがいまだに実現しないどころか、
あまり進展がないとなれば、
深刻な事態ということになります。
かかるていたらくをもたらしたのは、
なにが原因かを考える必要があるでしょう。
それはもとをたどれば日本の社会、
ないし国民が選択的夫婦別姓を
いつまでも実現させない状況を
許してきたということだと思います。
もう少し具体的に言えば、
「オンナコドモのことはくだらない」
という政治的ミソジニーが蔓延し、
「オンナコドモはだまっていろ」の人たちを
野放しにしてきた、ということです。
さらに具体的には選択的夫婦別姓に
反対し、実現を妨害することで
一貫してきた自民党を、ずっと日本の世論は
支持し続け、政権につけ続けてきた、
ということになるでしょう。
もっと詳細に立ち入れば、さらに具体的な
ことも分析できると思いますが、
いまはそれは置いておきます。
記事を書いたかたは、どのようなことを
「あまり進展がない」原因として
想定しているかはわからないです。
選択的夫婦別姓が実現しない原因として、
日本社会、日本国民のポテンシャルや責任を
問題にする必要もあると思います。