2021年05月06日

toujyouka016.jpg 日経の調査・選択的夫婦別姓への理解が浸透

5月3日エントリの続き。

日経新聞による選択的夫婦別姓の
世論調査は、ジェネレーション、ジェンダー、
支持政党別の賛否の割合も、
文章で簡単ながら言及があります。

「夫婦別姓「賛成」67% 「反対」の26%上回る」
「夫婦別姓「賛成」67% 「反対」の26%上回る」(全文)

 
ジェネレーションですが、若い世代ほど
選択的夫婦別姓に賛成の割合が高いという、
予想される結果となっています。

今回の調査で年齢が若いほど賛成の割合が多かった。
18~39歳は84%、40~50代は74%、60歳以上では55%だった。


18~39歳は賛成の割合が8割を
大きく超えているのがすごいです。
結婚が目前の生活の課題になっているかたが
多い世代で、大部分が選択的夫婦別姓に
賛成しているということです。

60歳以上で賛成は55%ですから、
この世代でも選択的夫婦別姓に賛成は
反対よりずっと多いことになります。

70歳以上にかぎると、賛否が拮抗か、
反対が多くなるのかもしれないです。
それでも60代で賛成が多数なので、
全体で賛成が過半数になると思われます。


ジェンダー別に見ると、選択的夫婦別姓に
賛成の割合は「女性>男性」です。
これも予想される結果だと思います。

性別で分析すると女性の賛成は70%と、
男性の65%よりも高かった。

差が5ポイントなので、ジェンダー差は
それほど顕著でないと言えます。
これは選択的夫婦別姓の多くの調査で
見られる傾向だと思います。


支持政党別の賛成の割合は、自民党支持層は64%、
立憲民主党支持層は70%です。
「自民党<立憲民主党」も
予想される結果だと思います。

支持政党別にみると自民党支持層は賛成が64%。
立憲民主党の支持層は70%で
前向きな立場がより鮮明だ。

6ポイント差ですから、自民党と立憲民主党とで
それほど差はないとも言えます。
記事では立憲民主党の支持層は
「前向きな立場がより鮮明」と書いてありますが、
それほど「鮮明」でもなさそうです。

近年は自民党の支持層でも、選択的夫婦別姓に
賛成の割合が高くなっています。
自民党支持層に理解が浸透することで、
立憲民主党との差が小さくなった
ということだと思います。

「夫婦別姓と同性婚・自民支持層でも賛成増」

posted by たんぽぽ at 16:47 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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