日経新聞による選択的夫婦別姓の
世論調査は、ジェネレーション、ジェンダー、
支持政党別の賛否の割合も、
文章で簡単ながら言及があります。
「夫婦別姓「賛成」67% 「反対」の26%上回る」
「夫婦別姓「賛成」67% 「反対」の26%上回る」(全文)
ジェネレーションですが、若い世代ほど
選択的夫婦別姓に賛成の割合が高いという、
予想される結果となっています。
今回の調査で年齢が若いほど賛成の割合が多かった。
18~39歳は84%、40~50代は74%、60歳以上では55%だった。
それにしても「18〜39歳は84%、40〜50代は74%」が賛成っていうのがすごい。世代によっては、ついに賛成が8割を超え始めました。
— 青野慶久/aono@cybozu (@aono) March 29, 2021
夫婦別姓「賛成」67%: 日本経済新聞 https://t.co/V0o3AuM9nO
18~39歳は賛成の割合が8割を
大きく超えているのがすごいです。
結婚が目前の生活の課題になっているかたが
多い世代で、大部分が選択的夫婦別姓に
賛成しているということです。
60歳以上で賛成は55%ですから、
この世代でも選択的夫婦別姓に賛成は
反対よりずっと多いことになります。
70歳以上にかぎると、賛否が拮抗か、
反対が多くなるのかもしれないです。
それでも60代で賛成が多数なので、
全体で賛成が過半数になると思われます。
ジェンダー別に見ると、選択的夫婦別姓に
賛成の割合は「女性>男性」です。
これも予想される結果だと思います。
性別で分析すると女性の賛成は70%と、
男性の65%よりも高かった。
差が5ポイントなので、ジェンダー差は
それほど顕著でないと言えます。
これは選択的夫婦別姓の多くの調査で
見られる傾向だと思います。
支持政党別の賛成の割合は、自民党支持層は64%、
立憲民主党支持層は70%です。
「自民党<立憲民主党」も
予想される結果だと思います。
支持政党別にみると自民党支持層は賛成が64%。
立憲民主党の支持層は70%で
前向きな立場がより鮮明だ。
6ポイント差ですから、自民党と立憲民主党とで
それほど差はないとも言えます。
記事では立憲民主党の支持層は
「前向きな立場がより鮮明」と書いてありますが、
それほど「鮮明」でもなさそうです。
近年は自民党の支持層でも、選択的夫婦別姓に
賛成の割合が高くなっています。
自民党支持層に理解が浸透することで、
立憲民主党との差が小さくなった
ということだと思います。
「夫婦別姓と同性婚・自民支持層でも賛成増」