自民党の加藤勝信官房長官が、
世界経済フォーラム・ジェンダーギャップ指数の
日本の順位について、コメントしていました。
「男女平等「取り組み遅れ」 日本120位で加藤長官」
加藤勝信官房長官は31日の記者会見で、
スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)の
「男女格差報告」で日本が156カ国中
120位だった結果について
「アジア諸国で韓国、中国よりも下だ。
相対的にわが国の取り組みが遅れている」として、
国内の努力がさらに求められるとの認識を示した。
156カ国中120位で、日本は国際的に
見るとジェンダー格差が大きいことを
問題視してはいます。
自民党の議員がジェンダーギャップ指数に
関心を持ち言及があったのは、特筆することに
いちおうなるのかとは思います。
自民党はおしなべて、このようなデータには
関心が薄いと思われるからです。
加藤勝信はジェンダー格差の解消にむけて、
よりいっそうの努力が必要だという
趣旨のことも述べています。
それでも自民党のことですから、
ほとんど具体的な改善にいたることなく、
「かけ声」だけに終わるだろうと思います。
この手のことは、立憲民主党など
野党各党に、わたしは期待したいです。
加藤勝信のコメントで、わたしが言及したいのは、
中国の107位、韓国の102位と比較して
日本の格差が大きいことに触れていることです。
ジェンダーギャップ指数の結果は、
多くの場合、G7諸国とか、OECD加盟国とか、
欧米の民主主義国が比較の対象として
意識されるように思います。
ここへきて、日本のジェンダー格差は
中国、韓国とくらべても深刻なレベルで
あることを意識せざるをえなくなった、
ということもあるのかもしれないです。
付記:
加藤勝信のコメント影響なのか、
ジェンダーギャップ指数に関して、
中国、韓国を意識した報道も、ちょっとあります。
「【NEW】男女格差 日本は120位 女性議員や閣僚少なく...先進7カ国で最下位」
【“男女格差” 韓国は102位、中国は107位】
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) March 31, 2021
経済・教育・健康・政治の4つの分野のデータを指数化したもので、日本の120位はG7で最下位。
韓国の102位、中国の107位よりも低い結果になった。https://t.co/YWgqf5uoWH #FNNプライムオンライン
欧米も中韓も自虐フェミなんていませんけれど。
わたしにもよくわからないですが、
欧米の民主主義国や中国や韓国は
おそらく国家が反フェミニズムではない、
ということではないかと思います。