自民党は断念することが決まりました。
「自民、LGBT法案の提出断念 今国会で日程確保できず」
(はてなブックマーク)
LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案について、
自民党の佐藤勉総務会長は28日、
今国会への提出を断念する意向を示した。
国会会期末が6月16日に迫っており、
28日開かれた党内手続きの最終関門である総務会で、
審議日程が確保できないと結論づけた。
党内では、同法案について
保守系議員から否定的な意見が続出。
今回の決定は、反対派議員への配慮もありそうだ。
性的少数者の理解増進法は、
先日5月20日に、自民党の法務部会で
了承にいたらなかった法案です。
「訴訟が増えるから差別禁止に反対?」
「種の保存にあらがう」など、
一連の議論における反対派議員たちから
噴出した差別的意見を見れば、
国会への提出を断念することになるのは、
予想通りと言わざるをえないです。
「種の保存にあらがう?古典的な反同性愛」
選択的夫婦別姓と同じ事態と言えます。
こちらも自民党では反対派(非共存派)議員が
吹き上がって、「先送り」にしました。
「自民、選択的夫婦別姓議論を次期衆院選後に先送りへ」
性的少数者の理解増進法の国会への
提出が断念になったことに関して
「今回の決定は、反対派議員への配慮も
ありそうだ」と記事には書かれています。
「配慮」というより、「反対派議員が
おしつぶした」「反対派議員はどうにも
手のほどこしようがなかった」が、より実態に
近いのではないかと、わたしは思います。
おそらく彼ら反対派議員たちは、
どんな事実や根拠を示されても
まったく理解をしめさず、偏見と差別意識に
もとづく自分たちの考えを押し付けるだけ
だったのではないかと想像します。
アメリカもオバマ氏は08年選挙戦においては「同性婚反対」を主張。
12年になると「自分の中で変化もあった。同性婚に賛成する」としながらも、
「結婚は異性間によるものと信じている」とも述べて結局何が言いたいのか不明。
何が言いたいか不明の原因。その本音は正直面倒くさくて付き合っていられないということでしょう。
しかし大統領として、一応どちらの立場も述べておきたい。それで意味不明になるのです。
もちろん個人的本音は後者なので娘さんには「結婚は異性間のものだ」と話していることでしょう。