こちらにも触れておきます。
自民党が選択的夫婦別姓法案の提出を、
次期衆院選以降に先送りしました。
「自民、選択的夫婦別姓議論を次期衆院選後に先送りへ」
菅義偉(すが・よしひで)首相は22日、
自民党の下村博文政調会長と官邸で面会し、
選択的夫婦別姓を含む氏制度のあり方をめぐる
党内の本格的な議論を次期衆院選後に
先送りすることを了承した。
面会後、下村氏が記者団に明らかにした。
衆院選前の党の分断を避ける狙いがあるとみられる。
反対派(非共存派)議員としては、
選択的夫婦別姓法案を国会に提出したら
「終わり」だろうと思います。
野党議員もいるところでまともに議論したら、
彼ら反対派(非共存派)議員は
絶対にかなわないからです。
それゆえ自民党の反対派(非共存派)議員たちは
絶対に選択的夫婦別姓法案の提出など、
させないことと思います。
「次期衆院選後に先送り」と言っていますが、
このままいけば自民党政権が続くかぎり
「永遠に先送り」になるでしょう。
選択的夫婦別姓法案の提出を自民党が
先送りにした理由として「衆院選前の党の
分断を避ける狙いがあるとみられる」と、
記事では書かれています。
この問題で自民党が一致できるとは思えないです。
反対派(非共存派)議員たちは、
どんな事実や根拠を示されても
まったく理解する気がなく、
自分たちの偏見や差別意識にもとづく考えを
押し通そうとするだけだからです。
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)議員の
こうした行動様式は、先日の第5次男女共同参画
基本計画の議論でも示されたと思います。
「第5次男女共同参画・選択的夫婦別姓」
「大幅に後退した選択的夫婦別姓」
「党の分断を避ける狙い」というのは、
実質的に選択的夫婦別姓法案を
「永遠に先送り」にする、だと思います。
「永遠に先送り」にしたいけれど、
それを言うのはさすがにはばかられるのでしょう。
それで「党の分裂を避ける」と、
まだつぎの機会があるようなことを
言うのではないかと思います。