2021年06月19日

toujyouka016.jpg 都議会選・説明会で旧姓使用の要望

今度の東京都議選の立候補予定者説明会で、
旧姓使用を求める要求が出ています。

「立候補予定者説明会で旧姓使用を求める声 選管は運用変更検討へ」
(はてなブックマーク)

 

東京都議選(6月25日告示)の立候補予定者説明会で
旧姓の通称名の使用が認められないことに、
女性の立候補予定者が党派を超えて抗議している。
声はSNSを通じてつながり、都選挙管理委員会は
説明会で旧姓の使用を認めるよう
運用を変更する検討を始めた。

東京都議会選挙では、立候補の届け出の際は、
旧姓使用が認められています。
説明会の時点では、旧姓使用が認められず
戸籍の苗字を公表するかしないかの
選択しかないのでした。

都選管によると、立候補届け出時には
戸籍謄本などで旧姓を確認して通称名の使用を認めている。
一方、説明会の時点では立候補が
確定していない場合もあることから、
旧姓の確認をせずに使用を認めてこなかった。


立候補予定者説明会で旧姓使用が
認められないことに対して、
女性の立候補予定者が抗議をしたのでした。
それで今回、問題になったしだいです。

このような女性候補者たちは、
立候補のときはもちろん旧姓を使うでしょう。
説明会のときに旧姓を使えないと、
説明会で知らない名前の候補者が
出馬していることになります。
それは選挙戦を闘う上で不利となります。


わたしが意外に思っているのは、
いままでは立候補予定者の説明会で、
旧姓使用ができなかったということです。

過去にも説明会で旧姓使用を求める要求も、
あったのかもしれないです。
おそらくあまり数が多くなくて、
問題視されずにきたのかもしれないです。

前回、2017年の都議会選挙のときは、
女性の候補者が多く、過去最多でした。
苗字の問題に直面する候補者も
多かったのではないかと想像します。
それでも説明会における旧姓使用の要求は、
顕在化しなかったのかもしれないです。

「都議会選・女性議員が大幅増加」

東京都議選で当選した女性は三十六人となり、
前回二〇一三年の二十五人を上回って過去最多を更新。
定数一二七に占める女性比率は19・7%から28・3%になった。

女性の立候補者数も六十五人で過去最多だった。
総務省によると、都道府県議の女性比率は一六年の全国平均で9・9%。
過去最多の65人の女性が立候補した今回の東京都議選では
36人が当選し、前回の25人を上回って過去最多となった。

都民ファーストが公認した女性18人が全員当選したことに加え、
女性が多い共産も健闘したことが要因となっている。


今回の説明会での旧姓使用の要望を受けて、
東京都の選挙管理委員会がすぐに対応を
検討したのはよかったと思います。
つぎの衆院選からは、立候補予定者の
説明会でも旧姓使用ができそうです。

都選管は今回の女性らの訴えを受けて対応を検討。
旧姓の使用に問題はないと判断し、
使用を認める方向で調整している。
次期衆院選から適用する見通しで、
都選管は「今回こうした要望があることが
分かったので変更したい」と説明している。

今回のことで、選択的夫婦別姓に対する
理解がさらに浸透し、導入のはずみになれば、
もっとさいわいです。



posted by たんぽぽ at 23:13 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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