6月25日に告示の東京都議会選は、
女性候補者の人数も過去最多となりました。
「女性はわずか30%程度! 2021年都議選候補」
「女性候補者は過去最多の77人に 前回より12人増 東京都議選」
「東京都議選に264人立候補届け出 女性は過去最多更新の見通し」
今回の東京都議会選は全候補者が264人、
そのうち女性候補者は77人です。
前回は女性の候補者は65人でした。
25日に告示した東京都議選では、
女性の立候補者が77人に上り、過去最多だった
前回2017年の65人を12人上回った。
全候補者に占める割合は28.4%で
前回から3.3ポイント上昇した。
女性候補者がまた増えたことは、
喜んでおくことだと思います。
それでも内実を見ると、
「まだまだ」と言わざるをえないです。
候補者全体にしめる女性の割合は
28.4%にすぎず、3割に満たないです。
その結果、女性候補は30%程度にとどまり、
全員当選しても都議会のわずか
3分1にしかならないことが判明した。
これでは、ダイバーシティ東京、などと、とても言えない。
「候補者男女均等法」遵守が強く強く望まれる。
気になる立憲民主党は、全候補者28人のうち
女性は8人で、28.6%です。
3割に満たないのは、ちょっとお粗末です。
女性候補者が最も多かったのは
共産党と都民ファーストの会でともに18人。
それぞれ立候補者の6割弱と4割弱を占めた。
次いで自民党の九人、立憲民主党の八人だった。
結果によれば、このたびの都議選で、
候補者の半分以上を女性にした政党・政治団体は、
生活者ネット(100%)、れいわ新選組(100%)、
共産党(58.6%)の3党です。
次いで、女性の割合が高かったのは、
都民ファースト(37.5%)、立憲民主(28.6%)、
東京維新の会(25%)。
自民党(15%)、公明党(13%)の
政権2党の女性の少なさは、注目に値します。
国民民主党は0%という回答でした。
立憲民主党は2019年の参院選では、
女性候補者の割合は全体の45%で、
当選者は全体の35.2%でした。
「指導的地位の女性30%・立憲民主党の取り組み」
立憲民主党は国政では、パリテ法を
余裕を持って守って、それ以上の人数の
女性候補者を擁立していました。
都議会選では、及第点レベルの割合で
女性候補者を擁立するだけの力が、
立憲民主党にはまだじゅうぶんない
ということかもしれないです。