7月4日に投開票の東京都議会選挙における
各党の女性候補者の割合について見ていきます。
「女性はわずか30%程度! 2021年都議選候補」
立憲民主党は6月27日エントリで
見てきたので、今回はほかの政党です。
多いところから見ていきたいと思います。
「東京都議会選・女性候補者は最多だけど」
女性候補者が最も多かったのは
共産党と都民ファーストの会でともに18人。
それぞれ立候補者の6割弱と4割弱を占めた。
次いで自民党の九人、立憲民主党の八人だった。
結果によれば、このたびの都議選で、
候補者の半分以上を女性にした政党・政治団体は、
生活者ネット(100%)、れいわ新選組(100%)、
共産党(58.6%)の3党です。
次いで、女性の割合が高かったのは、
都民ファースト(37.5%)、立憲民主(28.6%)、
東京維新の会(25%)。
自民党(15%)、公明党(13%)の
政権2党の女性の少なさは、注目に値します。
国民民主党は0%という回答でした。
「東京都議会選告示・候補者数が最多」
都民ファーストの会は47人を公認。
第1党の維持を目指すが、50人を擁立した
前回よりは減らした形だ。
第1党の奪還を目指す自民党は60人を擁立し、
現有勢力25人からの大幅増を目指す。
公明党は23人を公認し、1993年の都議選以降続く
全員当選で、現有勢力の維持が目標だ。
共産党は31人を公認し、
現有勢力の18人からの上積みを狙う。
立憲民主党は、共産との候補者調整をした上で
28人を擁立し、現有8人から大幅増を目指す。
ともに現有1人の日本維新の会が13人、
地域政党「東京・生活者ネットワーク」が3人を擁立。
このほか国民民主党が4人、れいわ新選組が3人、
古い政党から国民を守る党が2人を擁立した。
女性候補者の割合が高い政党は、
生活者ネットとれいわ新選組です。
どちらも候補者全員が女性です。
生活者ネットは候補者全員が3人ですし、
もともと女性しか候補にしないところです。
これはこれで意外性はないです。
れいわ新撰組が候補者全員が女性
というのは健闘していると思います。
「ダイバーシティ」を意識して
あえて女性ばかりにしたものもありそうです。
れいわ新撰組も候補者は全員で3人です。
人数が少ないので全員女性にすることが
できたということもあるかもしれないです。
候補者の人数がある程度以上多くて、
女性の割合が高いのは共産党です。
女性候補者の割合は58.6%です。
候補者全体の半分以上が女性です。
積極的に女性を登用したことがうかがえます。
共産党が実質的に「女性の候補者の割合が
もっとも高い」と言えるかもしれないです。
都民ファーストの女性候補者の割合は37.5%です。
「クリティカルマス」の30%はゆうに超えているし、
4割に近いですから、日本の選挙の現状を
考えれば「多いほう」だと思います。
それでももっと多くて4割を超えても
よさそうだと、わたしは思っていたので、
都民ファーストの37.5%は、
わたしには「案外少ない」です。