7月4日に投開票の東京都議会選挙における
各党の女性候補者の割合の続き。
今回は少ないところを見ていきます。
「女性はわずか30%程度! 2021年都議選候補」
結果によれば、このたびの都議選で、
候補者の半分以上を女性にした政党・政治団体は、
生活者ネット(100%)、れいわ新選組(100%)、
共産党(58.6%)の3党です。
次いで、女性の割合が高かったのは、
都民ファースト(37.5%)、立憲民主(28.6%)、
東京維新の会(25%)。
自民党(15%)、公明党(13%)の
政権2党の女性の少なさは、注目に値します。
国民民主党は0%という回答でした。
女性候補者の割合が少ないのは、
自民党の15%と公明党の13%です。
どちらも2割に遠くおよばないです。
そして両党は国政で政権党というのも
特徴的なこととなっています。
自民と公明は2019年の参議院選でも、
女性候補者の割合が20%に満たなくて、
きわだって低くなっていました。
「参院選・女性当選者は前回と同数」
ほかの政党はどこもパリテ法を守って
女性候補者の割合を30%以上にしていたので、
なおさら自民、公明の女性候補者の
割合の低さがきわだちました。
自民と公明は、東京都議会選でも、
女性候補者が少ないという
国政と同じ体質が現れている
ということかもしれないです。
自民と公明が、参議院選で女性候補者の
割合が低い理由は、現職が多いので、
新人の女性候補者を擁立できない
ということのようです。
「自民・公明に女性候補者が少ない理由」
政党別に候補者や当選者に占める
女性の割合を比較すると、現職議員を多く抱える
自民、公明の与党で女性候補の割合が低めで、
女性の当選者数の伸び悩みにつながったようだ。
東京都議会選でも、自民と公明は
候補者に現職が多いのでしょうか?
自民党は前回2017年の都議会選では
大量に落選していますから、現職だけでなく
元職も多いのかもしれないです。
今回の東京都議会選において、
女性候補者の割合がもっとも低いのは
国民民主党で、なんとゼロです。
国民民主党は候補者全員で4人です。
人数が少なくて、女性の候補者が入る
余地がなかったもののようです。
人数が少ないゆえに候補者全員を
女性にできたれいわ新選組とは対象的です。