2021年06月29日

toujyouka016.jpg 東京都議会選・各党の女性候補者の割合(2)

6月28日エントリの続き。

7月4日に投開票の東京都議会選挙における
各党の女性候補者の割合の続き。
今回は少ないところを見ていきます。

「女性はわずか30%程度! 2021年都議選候補」

 
結果によれば、このたびの都議選で、
候補者の半分以上を女性にした政党・政治団体は、
生活者ネット(100%)、れいわ新選組(100%)、
共産党(58.6%)の3党です。

次いで、女性の割合が高かったのは、
都民ファースト(37.5%)、立憲民主(28.6%)、
東京維新の会(25%)。

自民党(15%)、公明党(13%)の
政権2党の女性の少なさは、注目に値します。
国民民主党は0%という回答でした。

女性候補者の割合が少ないのは、
自民党の15%と公明党の13%です。
どちらも2割に遠くおよばないです。
そして両党は国政で政権党というのも
特徴的なこととなっています。


自民と公明は2019年の参議院選でも、
女性候補者の割合が20%に満たなくて、
きわだって低くなっていました。

「参院選・女性当選者は前回と同数」

ほかの政党はどこもパリテ法を守って
女性候補者の割合を30%以上にしていたので、
なおさら自民、公明の女性候補者の
割合の低さがきわだちました。

自民と公明は、東京都議会選でも、
女性候補者が少ないという
国政と同じ体質が現れている
ということかもしれないです。


自民と公明が、参議院選で女性候補者の
割合が低い理由は、現職が多いので、
新人の女性候補者を擁立できない
ということのようです。

「自民・公明に女性候補者が少ない理由」

政党別に候補者や当選者に占める
女性の割合を比較すると、現職議員を多く抱える
自民、公明の与党で女性候補の割合が低めで、
女性の当選者数の伸び悩みにつながったようだ。

東京都議会選でも、自民と公明は
候補者に現職が多いのでしょうか?
自民党は前回2017年の都議会選では
大量に落選していますから、現職だけでなく
元職も多いのかもしれないです。


今回の東京都議会選において、
女性候補者の割合がもっとも低いのは
国民民主党で、なんとゼロです。

国民民主党は候補者全員で4人です。
人数が少なくて、女性の候補者が入る
余地がなかったもののようです。
人数が少ないゆえに候補者全員を
女性にできたれいわ新選組とは対象的です。

posted by たんぽぽ at 21:45 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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