7月4日に投開票の東京都議会選挙の
候補者アンケートで、選択的夫婦別姓の
是非に対して「無回答」と答えた
自民党の候補者はどういうスタンスなのか
と考えるところです。
「都議選2021 候補者アンケート」
これ便利!候補者の人権意識、丸わかり調査です📣
— 井田奈穂/Naho Ida/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) June 28, 2021
都民の皆さんは自分の区をクリックするだけで候補者の【Q21選択的夫婦別姓への考え】がわかります。うっかり反対議員には投票しないように🙅♀️
【Q15パートナーシップ制度】【Q26 都立高入試の男女格差の是正】も注目ですね。https://t.co/QTbamDL3WU
すっごい鮮明!NHK #都議選 候補者アンケート分析https://t.co/QTbamDL3WU
— 井田奈穂/Naho Ida/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) June 30, 2021
自民党候補【無回答】86.44%❗意見書の意味は😳
【賛成】鈴木 純(台東)、川松 真一朗(墨田)
【どちらかといえば賛成】小宮 安里(杉並)、内田 直之(千代田)、小川 佳子(練馬)、西山 賢(八王子)、安保 満(昭島) pic.twitter.com/fR3ycQtBFG
なお全体では4分の3が「賛成+どちらかといえば賛成」で圧倒的です
— 猫。🐟🐾😾 (@nekoacademy1) June 30, 2021
おかしいのは自民。「回答しない」(87%)が圧倒的に多いです。
人権に関する件で賛否を明らかにしないのは有権者に対して極めて不誠実。そもそもなぜ答えられないのでしょう?
(グラフ政党名[ ]内は回答した候補者数) pic.twitter.com/aoreO9YTff
考えられることは、
1. 内心反対。反対を表明すると批判が多いので
明言を避けた
2. 内心賛成。反対派の有力議員の顔色を伺って
明言を避けた
3. 見識がない
だと思います。
1) 内心反対だが、世論の大多数が選択的夫婦別姓を容認するなか反対の明言は票に響くと判断
— 猫。🐟🐾😾 (@nekoacademy1) June 30, 2021
2) 内心賛成だが、反対派国会議員からの恫喝に屈した
3) 何にも考えていない
…いずれにしろたいへん不誠実で卑怯な態度です。
回答しない=反対と受け取られても仕方ないでしょう。https://t.co/FAH3ts8Vcw
「無回答」の候補者に対しては、
「人権問題に関してすぐに答えられない
候補者には票を入れない」と
判断するのがいいでしょう。
「回答しない」の扱いについて、個人的には「人権問題を問われて即答できない候補者には票を入れない」でOKではないかと。
— 井田奈穂/Naho Ida/選択的夫婦別姓・全国陳情アクション (@nana77rey1) June 28, 2021
1.の場合、実は反対しているのだから
選択的夫婦別姓の実現を求めるという
立場からは、そんな候補者には
投票するわけにいかなくなります。
これまでは無回答にして反対の明言を
避ければ、選択的夫婦別姓に
反対していることを隠せたのかもしれないです。
そんな手を通用させないためにも、
無回答というだけで投票を
避ける必要はあると言えるでしょう。
2.の場合、人権問題より党内の
有力反対派議員の顔色を優先する時点で、
「その程度」ということです。
自民党の有力反対派議員の影響力が
なくなるのはいつになるかわからないです。
そんなものを待っていては、
くだんの候補者はいつまでたっても
選択的夫婦別姓に賛成しないでしょう。
また党内の有力反対派議員の顔色を
うかがうような候補者であれば、
ほかにも人権問題より優先させる
「風」はいくらでもあると思います。
そのたびに「風」を読んで、
人権問題を「後回し」にされては、
いつまでたっても選択的夫婦別姓に
賛成することはないと思います。
3.の場合、選択的夫婦別姓の実現
という観点からは、見識があって
賛成している候補者はほかにいくらでも
いるので、そうした候補者に
投票すればよいことになります。
見識がなくて賛成と言えない候補者に、
わざわざ投票する必要はないでしょう。
選択的夫婦別姓は人権問題です。
それゆえその是非など迷うことなく
回答できるというものです。
それを回答できないというのは、
その候補者の人権意識が「その程度」ということです。
選択的夫婦別姓の実現を求める
立場からは信用できないと
考えてよいことだと思います。