2021年07月03日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓・自民党が鍵を握る現状

「選択的夫婦別姓の実現の鍵を握るのは
自民党」という、メディアなどでよく言われる
フレーズについてのツイートがあります。

このツイートのかたは「自民党が鍵を握る
状況では、大切で前向きな動きが
めったに見られない」と言っています。

 


選択的夫婦別姓の実現は自民党が
鍵を握っているのが現状だとは思います。
その自民党から、選択的夫婦別姓に関して
重要で建設的な動きが見られることが
めったにないのは事実です。

それは第5次男女共同参画の基本計画の
選択的夫婦別姓に関する議論や、
法案提出を衆院選の後に「先送り」したこと
などにも現れています。

これらの動きは、自民党は選択的夫婦別姓に
対して「前向き」でないどころか、
「後ろ向き」でさえあると言えます。

「大幅に後退した選択的夫婦別姓」
「自民党・選択的夫婦別姓を先送り」


自民党で選択的夫婦別姓の議論が
なされたのも最近の1年ほどのことです。
安倍政権の8年間はずっと自民党内では
議論もない状況でした。

重要な動きなど「めったにない」どころか
「ぜんぜんない」という状況が
ほんの少し前まで続いていました。


「自民党が鍵を握り続けるかぎり、
選択的夫婦別姓が実現することはない」
「選択的夫婦別姓の実現のためには
自民党に鍵を握らせないことが重要」
という認識が必要だと思います。



付記1:

「自民党が鍵を握っている」はメディアなどで
よく使われるフレーズだと思います。
このフレーズはあまり言わないほうが
いいのではないかとも、わたしは思います。

「自民党にも選択的夫婦別姓に
賛成する可能性がある」とか、
「選択的夫婦別姓の実現のためには
自民党を説得しなければならない」と
いう印象を与えかねないからです。

自民党が選択的夫婦別姓に賛成するのは
現状ではほとんどありえないです。
ありえないことを推進派がしようとしても、
選択的夫婦別姓は実現しないでしょう。
関係者も無駄に疲弊することになります。



付記2:

「自民党が鍵を握っている」は、
最高裁が夫婦同姓の強制を合憲とした
次の毎日新聞の記事に出ていたものです。

「夫婦別姓再び認めず 時代に背を向けた最高裁」
そうであれば、国会が動くほかない。
公明党や野党の多くは選択的夫婦別姓の導入に
賛成している。鍵を握るのは自民党だ。



posted by たんぽぽ at 15:01 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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