自民党」という、メディアなどでよく言われる
フレーズについてのツイートがあります。
このツイートのかたは「自民党が鍵を握る
状況では、大切で前向きな動きが
めったに見られない」と言っています。
「17年の内閣府の調査では、姓が違っても家族の一体感に影響はないと考える人が64%に上る。」
— Emily (also known as 'melon') 🍈💕🌈 (@writerofscratch) June 26, 2021
「公明党や野党の多くは選択的夫婦別姓の導入に賛成している。鍵を握るのは自民党だ。」
自民党が鍵を握る状況は、大切で前向きな動きが滅多に見られていないんですね。 https://t.co/oAOuY4Fcqw
#選択的夫婦別姓 の導入は、 #結婚の自由 と同じように、関係がある人にすごく素晴らしいものであっても、他者の日常生活に具体的な影響が全然ない。
— Emily (also known as 'melon') 🍈💕🌈 (@writerofscratch) June 26, 2021
前進の鍵を握る自民党が、「家族の在り方」という弱い言い逃れで、国民の幸福追求に対する責任を避けている状況だわ。https://t.co/1KR9UaFlNs
選択的夫婦別姓の実現は自民党が
鍵を握っているのが現状だとは思います。
その自民党から、選択的夫婦別姓に関して
重要で建設的な動きが見られることが
めったにないのは事実です。
それは第5次男女共同参画の基本計画の
選択的夫婦別姓に関する議論や、
法案提出を衆院選の後に「先送り」したこと
などにも現れています。
これらの動きは、自民党は選択的夫婦別姓に
対して「前向き」でないどころか、
「後ろ向き」でさえあると言えます。
「大幅に後退した選択的夫婦別姓」
「自民党・選択的夫婦別姓を先送り」
自民党で選択的夫婦別姓の議論が
なされたのも最近の1年ほどのことです。
安倍政権の8年間はずっと自民党内では
議論もない状況でした。
重要な動きなど「めったにない」どころか
「ぜんぜんない」という状況が
ほんの少し前まで続いていました。
「自民党が鍵を握り続けるかぎり、
選択的夫婦別姓が実現することはない」
「選択的夫婦別姓の実現のためには
自民党に鍵を握らせないことが重要」
という認識が必要だと思います。
付記1:
「自民党が鍵を握っている」はメディアなどで
よく使われるフレーズだと思います。
このフレーズはあまり言わないほうが
いいのではないかとも、わたしは思います。
「自民党にも選択的夫婦別姓に
賛成する可能性がある」とか、
「選択的夫婦別姓の実現のためには
自民党を説得しなければならない」と
いう印象を与えかねないからです。
自民党が選択的夫婦別姓に賛成するのは
現状ではほとんどありえないです。
ありえないことを推進派がしようとしても、
選択的夫婦別姓は実現しないでしょう。
関係者も無駄に疲弊することになります。
付記2:
「自民党が鍵を握っている」は、
最高裁が夫婦同姓の強制を合憲とした
次の毎日新聞の記事に出ていたものです。
「夫婦別姓再び認めず 時代に背を向けた最高裁」
そうであれば、国会が動くほかない。
公明党や野党の多くは選択的夫婦別姓の導入に
賛成している。鍵を握るのは自民党だ。