今度の衆院選を、これまでの歴史を変える
転換の契機にしようというものです。
「「今」を歴史の転換点にしよう」
7月4日の東京都議会選も、地方自治体の選挙ながら、
きたるべき衆院選への影響は大きいでしょう。
今度の都議会選も歴史を変える転換の
契機として、重要になってくると言えます。
「今」を歴史の転換点にしようhttps://t.co/hMDWnkBhIO
— 三春充希(はる)⭐2021衆院選情報部 (@miraisyakai) February 17, 2021
次の衆院選はコロナ対応だけではありません。首相の虚偽答弁や公文書改竄の発覚後はじめての衆院選にもあたるのです。ですからそれは、今まで損なわれてきた社会の在り方や、倫理、道理を前にして、何ができるかが問われることになるはずです。
「今」がどうなっているかのお話は、
平成時代の「失なわれた30年」とそれによる
日本社会の衰退についてです。
そしてそうした衰退に対する政治の無策と
それにともなう政治に対する無関心、
投票率の低下という、三春充希氏が以前にも
主張していたことが述べられています。
1年あまりの新型コロナによって、
政府の問題解決能力の欠如と国民軽視の姿勢が
はっきりしたという、指摘は重要だと思います。
新型コロナはこの一年を通して
次の二点を浮き彫りにしてきました。
それはすなわち、政府の問題解決能力のなさと、
国民軽視の姿勢にほかなりません。
以前にも同様の指摘をするかたはいました。
ここでも繰り返されることになります。
「日本とアメリカ・反知性主義の展開」
安倍総理は、「現状維持をやりきった」宰相だと思います。日本の厳しい現実から目をそらすためにスローガンを連発し、有権者もまあまあ幸せだった。
— 平河エリ | 新刊📕準備中 (@yomu_kokkai) August 28, 2020
コロナで玉手箱が空いて、ITシステムの老朽化、衰退した地方、その他諸々に気が付かされたけど、それまではみんな現実を見ないですんだわけです。
安倍政権の7年半を総括しました。原題は「空虚の宰相」です。
— 平河エリ / Eri Hirakawa『25歳からの国会』(現代書館) (@EriHirakawa) August 28, 2020
この連ツイの内容とも重なりますが、なぜ有権者が安倍政権を欲したのか、なぜ実績を残せなかったのかを論じています。
ぜひご笑覧ください。
https://t.co/BqLK2kgvVN
三春充希氏は「政府」と遠慮して(?)
書いていますが、問題解決能力の欠如と
国民を軽視する姿勢を示すのは「自民党」だと、
はっきり言ってもいいでしょう。
自民党に問題解決能力が欠如して、
国民を軽視しているのはかねてからそうでした。
新型コロナの蔓延によって、
それがいやおうなしにはっきりした
ということだと思います。
かかる問題解決能力の欠如と国民軽視の
姿勢こそが、平成時代の30年間にわたる
日本社会の衰退の「原動力」ということです。
三春充希氏のノートには言及がないですが、
選択的夫婦別姓が実現しないことを含めた
人権問題のたち遅れも、平成時代の
「失なわれた30年」の産物になるでしょう。
かかる人権問題の放置も、自民党の
問題解決能力の欠如と国民軽視の姿勢の
あらわれのうちということです。
言うまでもないことだと思いますが。
今度の衆院選、およびそこに大きな影響を
与えると考えられる東京都議会選を、
「失なわれた30年」から転換する
契機としたいというのが
三春充希氏のノートの趣旨です。
実際、選挙で明確に自民党に打撃を与える
というかたちでないと、現状を変えることは
ほとんどむずかしいと思います。
自民党は選挙で大きな打撃を受けることがなく、
安泰が長いこと続いています。
それで自民党は「現状の自分たちのやりかたで
問題ない」と安心するのもあると思います。
今度の東京都議会選や衆院選でも
自民党がそこそこの議席を確保して
安泰となれば、「自分たちは信任された」と
自民党は考えることになるでしょう。
コロナ対策も、経済や雇用対策も、
選択的夫婦別姓や同性結婚などの人権問題も、
「いままでのやりかたで問題ない」と、
自民党は安心するということです。
かくして現在と同じような、
問題解決能力が欠如して国民生活を
軽視する政権が続いて、現状の逼塞状態が、
今後もずっと続くことになるでしょう。