7月4日の東京都議会選挙の結果です。
今回は立憲民主党と共産党を見ていきます。
「東京都議会選挙(2021年)」
「東京都議会議員選挙 自公で過半数に届かず」
立憲民主党の獲得議席は15です。
告示前は8議席でしたから、2倍近くに増えています。
躍進と考えてよいのでしょう。
前回2017年の東京都議会選では
前身の民進党はわずか5議席でした。
泡沫に沈んだと言わざるをえないです。
このままいけば立憲民主党は、東京都議会から
消滅する危険もあったと思います。
「民進党・壊滅はまぬがれた」
立憲民主党の今回の15議席獲得は、
前回の3倍となっています。
民進党時代より党の規模が
小さくなっていることを合わせて考えると、
今回は大健闘だったと言えます。
共産党の獲得議席は19です。
告示前は18議席だったので、1議席ですが増えています。
共産党は2013年以来、東京都議選は
3期連続議席増となります。
今回も健闘したと考えてよいのでしょう。
わたしとしては、立憲民主と共産の
獲得議席はいささか物足りないと思いました。
両党とも20議席は欲しいところです。
7月3日エントリでお話しした
毎日新聞の東京都議会選挙の情勢報道の
集約をみると、獲得議席は共産党が20、
立憲民主党は19となっています。
実際の獲得議席はこれらより少なかったのでした。
「東京都議会選・情勢報道の集約」
いつもありがとうございます
— 東京舟人 (@funabito_tokyo) July 3, 2021
情勢の単純集計では、自公が過半数を僅かに越えます
当落線上に自公がいる選挙区がいくつかあります
諦めずに投票しましょう
自 民 50
共 産 20
立 憲 19
都 民 17
公 明 16
ネット 2
維 新 1
その他 2#都議選2021https://t.co/cSOopM7lPB
自民党に不満が強い人たちで、
投票先を決めていない人たちは、
やはり都民ファーストに投票した、
ということなのでしょう。
自民党に対する批判票は、
立憲民主党と共産党にはじゅうぶんは
流れてきていない、ということだと思います。
それでも立憲民主、共産の両党とも、
自民・公明、都民ファーストに続く
「第三勢力」としてじゅうぶん存在感を
示せる議席を確保したと思います。
自民・公明と都民ファーストの
「二大勢力」のはざまで、とくに立憲民主党が、
泡沫に沈まなかったのはよかったです。
共産党の19と立憲民主党の15を
合わせると、34議席になります。
これは第一党である自民党より議席数が多いです。
今後の東京都議会で、共産党と
立憲民主党が協調関係を示すことで、
自民・公明と都民ファーストの
「二大勢力」より強い影響力を発揮する
可能性もあることになると思います。