2021年08月01日

toujyouka016.jpg リベラル・野党叩き、もうひとつの阿片

7月26日エントリの続き。

「排外・国粋主義」や「歴史修正主義」は、
問題解決能力を示せない「保守派」の
「阿片」というお話をしました。

「排外・国粋主義は保守派の「阿片」」

そんな彼ら「保守派」が吸い続けている
「阿片」はもうひとつあると思います。
「リベラル・左派、野党叩き」です。

 
もともとリベラル・左派や野党は、
彼ら「保守派」の政治スタンスや、
彼らが支持する自民党と対立します。
「保守派」としては恨みも多いことでしょう。

とくに「保守派」たちは排外・国粋主義や
歴史修正主義に走ることで、
リベラル・左派や野党とその支持者たちから
「差別者」「差別主義者」として
批判され続けてきました。

「保守派」たちはそのように
批判されることで「被害者意識」を
持つようになったと思われます。
リベラル・左派や野党とその支持者たちに、
その「意趣返し」をしたいと
思っていたのではないかと思います。


まがりなりにも「保守派」の主張が
世論から支持を得られて優勢になってきたので、
それを背景にリベラル・左派や野党を
叩くようになったものと思います。

2009年-12年の民主党政権の失敗や、
「リベラル・左派」とされる人たちが、
反原発や放射線関係で「とんでも」に走ったこと、
安倍政権前半の金融緩和政策の成功が、
「保守派」によるリベラル・左派、野党叩きの
格好の機会になったと思います。


「リベラル・左派」や野党とその支持者を
叩くことで、彼ら「保守派」は
「失なわれた30年」を解決するための
対案を示したかというと、
そうではまったくなかったです。

彼ら「保守派」が「リベラル・左派」や
野党を叩くのも、往年の恨みを
晴らしたいという動機です。
「対案を示す」という発想なんて、
彼らは持ち合わせていないのでしょう。


そもそもが彼ら「保守派」は、
「失なわれた30年」に対して
問題解決能力を示せない人たちです。

「リベラル・左派」や野党とその支持者を
叩くのも、自分たち「保守派」の
問題解決能力の欠如から眼をそらすための
「現実逃避」のうちだと思います。

「リベラル・左派」叩き、野党叩きは
かれら「保守派」の「もうひとつの阿片」
ということになるでしょう。


リベラル・左派や野党のしめす施策は、
まがりなりにも「失なわれた30年」から
脱却することを志向していました。

「保守派」は「失なわれた30年」の問題を
少しでも解決して現状を改善しようという試みに、
反対や妨害を展開してきました。

排外・国粋主義は、それに陶酔したところで、
「なにも生み出さない」です。
「リベラル・左派」叩きや野党叩きは、
「マイナス」の影響さえあるということです。
より悪質な「阿片」になると思います。

posted by たんぽぽ at 14:59 | Comment(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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