自民党の選択的夫婦別姓に関する
「氏制度に関するワーキングチーム(WT)」が、
「具体的な議論は衆院選後」と言っていたのでした。
「 選択的夫婦別姓、下村氏「本格的な議論は衆院選後」具体的な見直し示さず」
衆院選までもうしばらく時間はあります。
これについて、わたしの思うことを
少しお話しておくことにします。
選択的夫婦別姓制度を議論する自民党の
「氏制度に関するワーキングチーム(WT)」は
16日の会合で、論点整理案を大筋で了承した。
夫婦は同姓とする民法の規定に伴い、
結婚した男女のいずれかが「氏(姓)を改めることによる
不利益を解消する」との文言を盛り込んだ。
だが、党内で意見が割れていることを考慮し、
具体的な見直しの方向性は示さなかった。
下村博文政調会長は記者会見で
「本格的な議論は衆院選が終わってからにしたい」と話した。
6月の時点で「議論は衆院選後に」と言ってのけた。切望者は1日も早くとずっと言ってきたのに。
— 反道徳の妄想の実現をめざすpianistnotamago🙋♀️🌈 (@tamagoofpianist) August 7, 2021
司法の「国会で議論せよ」も平気で無視する党だ、私は「賛否両論」さえ、選挙対策とどこかで見ている。
選択的夫婦別姓、下村氏「本格的な議論は衆院選後」具体的な見直し示さず https://t.co/AxSTjjkYDg
自民党としては、選択的夫婦別姓に
反対したいのだろうと思います。
ところが議論をすれば反対派(非共存派)に
不利なのはあきらかです。
それゆえ自民党は選択的夫婦別姓の
議論などしたくないのでしょう。
それで「議論は〇〇後」などと言って、
「先送り」にするのだと思います。
議論をしたくないと言っても、
選択的夫婦別姓の実現に対する要望を、
自民党はすっかり無視することは、
現状はできないものと思います。
それで「あとで議論をやるよ」という
体裁だけしめしておくのもあると思います。
本当に衆院選後に選択的夫婦別姓の議論を
自民党がしたとしても、これまでより
おそまつなものに終わるかもしれないです。
第5次男女共同参画の基本計画のときと
同じように、反対派(非共存派)議員が
噴き上がって、推進派議員はほとんど
なにもできず、選択的夫婦別姓法案が
潰れる可能性も高いと思います。
「第5次男女共同参画・選択的夫婦別姓」
「大幅に後退した選択的夫婦別姓」
それ以前に、自民党は衆院選後に
選択的夫婦別姓の議論を本当に
するかどうかも怪しいと思います。
またごちゃ後ちゃ理由をつけて
「議論は〇〇後」なんて言って、
「先送り」にする可能性もあるでしょう。
付記:
4月22日に自民党政権は、
選択的夫婦別姓法案の提出を、
衆院選以降に「先送り」しています。
「自民党・選択的夫婦別姓を先送り」
今回のワーキングチームによる議論の
「先送り」は、これとはべつのものです。
4月22日、6月16日と、自民党は2回も
選択的夫婦別姓の「先送り」を
確認したということです。