8月22日に投開票の横浜市長選では、
菅首相や自民党が支援した小此木八郎は、
立憲民主推薦の山中竹春に敗れたのでした。
それも18万票の大差をつけられています。
自民の支援候補は大敗と言わざるをえないです。
「横浜市長選 立民推薦の山中竹春氏が当選 小此木氏ら及ばず」
立憲民主党が推薦し共産党と社民党が支援した
元横浜市立大学教授の山中氏が元国家公安委員長の
小此木氏におよそ18万票の大差をつけて
初めての当選を果たしました。
▽山中竹春 無所属 新 当選
50万6392票
▽小此木八郎 無所属 新
32万5947票
菅政権や自民党は、小此木八郎の支援に
相当に力を入れていたようです。
来るべき自民党総裁選や衆院選を
意識してということでしょう。
「横浜市長選で小此木氏敗北 「政権批判は災害級」菅首相へ衆院選前に打撃」
菅内閣の閣僚を辞任して市長選に立候補した
小此木氏について、首相は全面支援を表明。
新型コロナ対応に当たる河野太郎行政改革担当相や
坂井学官房副長官まで応援に
かり出す「総力戦」を展開した。
だが、政府のコロナ対応は後手に回り、新規感染者は急増。
首相は横浜市長選を制して衆院選への
弾みとする考えだったが、
ある副大臣は「致命的。地元の有権者にも
見放されたのは相当なインパクトだ」。
坂井氏も22日夜、記者団に「これが民意だ。
謙虚に受け止める」と語った。
それにもかかわらず、自民党支援の候補は
菅義偉の地元の横浜で、18万票の大差を
つけられての大敗を喫したのでした。
菅政権、自民党が受けた打撃は
大きかったもののようです。
小此木八郎の敗因は、国政の菅政権、
自民党に対する批判がそれだけ強まっている
ということになると思います。
なんか千葉県知事選とか横浜市長選を見ると、今は民主党への政権交代前みたく自民の次はこれって勢力が無いから目立たないだけで、自民党への怒りはあの頃に匹敵するか既に凌駕してる可能性すらあるな。
— 愛国心の足りないなまけ者 (@tacowasabi0141) August 22, 2021
都議選も都民ファが粘ったと言うより想像以上に自民に対する怒りが大きかったのが理由っぽいし。
菅政権のコロナウイルス対策が
ふじゅうぶんであることも
大きく影響したものと思います。
コロナ対策が関係していることは、
菅義偉自身も認めているようです。
「菅首相、政府のコロナ対応の影響認めるも「総裁選出馬は変わりない」 横浜市長選で小此木氏敗北」
勝敗に関し「市民の皆さんがコロナ問題、
さまざまな問題について判断された」として、
争点だった政府のコロナ対応が響いた可能性を認めた。
国民ないし有権者の意思表示として
もっとも強力で効果的な手段は、
やはり選挙であると、わたしはあらためて思います。
とくに政権を批判するためには、
選挙で票や議席を減らすことで、
敗北させることが大事ということです。
自民党がコロナウイルス対策をはじめ
災害対策を軽視するのは、それでも選挙結果に
大きく響かないことが大きいと思います。
被災した人たちの市民生活を
ろくにかえりみなくても選挙で負けないので、
災害対策なんてどうでもいいと、
たかをくくるということです。
今回の横浜市長選で、自民党・菅政権の
コロナウイルス対策が抜本的に
改善されることはなさそうに思います。
それでも自分たちのコロナ対策は
ていたらくで国民から批判があると、
菅政権に認識させることは
まがりなりにもできたと思います。