2021年09月02日

toujyouka016.jpg ジェンダー問題になった世襲議員問題

前のエントリの続き。

自民党は選挙区があいたところの後継を
世襲候補者ばかり入れていくから、
女性候補者が増えないという指摘があります。

 


自民党は女性議員の割合が他党より
はるかに低くなっています。
男性が多くを占める現職が多いので、
新人候補を立てる余地が少なく、
女性候補者を増やせないことが
大きな原因となっています。

「自民・公明に女性候補者が少ない理由」

政党別に候補者や当選者に占める
女性の割合を比較すると、現職議員を多く抱える
自民、公明の与党で女性候補の割合が低めで、
女性の当選者数の伸び悩みにつながったようだ。

現職が引退して選挙区があいたなら、
女性の新人候補者を立てる機会のはずです。
自民党に女性議員を増やす意識があるなら、
そこに女性候補を立てるでしょう。

そこへもってきて女性を候補者に立てず、
世襲の男性候補者ばかり立てるのは、
やはり自民党には女性議員を増やす意識が、
もとよりないということだと思います。


このような候補者の選定方法で、
女性候補者が増えるとしたら、世襲の候補が
たまたま女性のときになるでしょう。

7月21日の時事通信の記事で、具体的に名前が
出ている自民党の候補者は全員男性です。

「自民後継に世襲続々 たたき上げ菅氏、口挟まず―次期衆院選」


かくして自民党に世襲候補が多いことが、
女性議員が少ない原因のひとつ、
ということが言えると思います。

ここに政治家の世襲問題は、
ジェンダー問題にもなったことになります。

posted by たんぽぽ at 22:35 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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