2021年10月07日

toujyouka016.jpg 岸田内閣の女性閣僚の割合・その低水準

岸田内閣の女性閣僚は3人になりました。
野田聖子(少子化担当)、堀内詔子(ワクチン担当)、
牧島かれん(デジタル担当)です。

「岸田文雄内閣の女性閣僚は3人。菅内閣より1人増でも、比率15%はG7で最低水準。世界平均を下回る」
「女性閣僚3人だけの岸田内閣。比率15%は世界平均以下【G7最低】」

閣僚は全部で20人います。
よってそのうちの3人というのは、
全体の15%が女性ということです。

 


20の閣僚ポストのうち、女性は少子化担当に
野田聖子氏(61)、ワクチン担当に堀内詔子氏(55)、
デジタル担当に牧島かれん氏(44)の3人。
牧島氏は岸田内閣で最年少の閣僚となる。

2020年9月に発足した菅義偉内閣では
上川陽子氏と橋本聖子氏の2人だけだった。


世界平均は21.9%です。
よって日本の15.0%は問題なく低水準です。

列国議会同盟(IPU)とUN Womenの
2021年1月1日時点のまとめによると、
女性閣僚の割合が50%以上なのは13ヵ国。
世界全体では、閣僚ポストに就く
女性の割合は21.9%で、
前年の21.3%よりも微増した。

G7で比較すると、日本の女性閣僚の
少なさは、さらにきわだちます。

8位 カナダ  51.4%
9位 フランス 50.0%
16位 アメリカ 46.2%
25位 ドイツ 40.0%
36位 イタリア 36.4%
79位 イギリス 23.8%
151位 日本 10.0%

日本の数値が10.0%になっているのは、
菅政権のときのデータだからです。
岸田政権になって女性閣僚の割合は
15.0%になりましたが、それでもG7の中では
問題なく低水準です。

仮にこの調査結果に岸田内閣の女性閣僚の
比率(15.0%)を当てはめると、マルタ、
東ティモールと同水準の124位。
依然としてG7の中でも最低水準のままだ


ほかのG7諸国は女性閣僚の割合が
4割、5割があたりまえです。
ジェンダーに因襲・反動的なほうとされる
イタリアでさえ、3分の1以上が女性閣僚です。

日本のていたらくは、浮き彫りに
なっていると言わざるをえないです。
国際社会から取り残された感を
あらためて認識させられるしだいです。



posted by たんぽぽ at 23:29 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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