2021年10月07日

toujyouka016.jpg 岸田内閣の女性閣僚の割合・わたしの雑観

前のエントリの続き。

岸田内閣の女性閣僚は3人、全体の15%で
国際的に見て問題なく低水準となっています。

「岸田文雄内閣の女性閣僚は3人。菅内閣より1人増でも、比率15%はG7で最低水準。世界平均を下回る」
「女性閣僚3人だけの岸田内閣。比率15%は世界平均以下【G7最低】」

この女性閣僚の割合の低さについて、
わたしの雑観を少しだけお話します。

 


岸田内閣の女性閣僚の割合なんて、
わたしはべつだん期待していなかったです。
ハフィントンポストの記事を見るまで、
女性閣僚の割合のことを
忘れていたくらいです。

岸田文雄がジェンダー平等に
取り立てて理解があるとか、配慮するという
お話は聞いたことがないです。

それゆえ女性閣僚の割合も、
いままでの政権とそれほど
変わらないだろうと思っていたし、
実際大差なかったわけです。

それでも女性閣僚が3人というのは、
まだ「多いほう」なのだろうと思います。
これまでの政権の女性閣僚は、
ひとりとかふたりが「ざら」です。


自民党政権であるかぎり、
だれが首相になっても、
女性閣僚の割合は低水準という状況は、
当分続くだろう思います。

自民党には女性議員がそもそも少ないです。
人材が少ないのだから必然的に
閣僚となる女性も少なくならざるを
えないことになります。

「衆院選・女性当選者の割合」

自民党は全体の中の女性候補者の割合は7.5%と
もともとが少ないので、女性当選者も全体の7.7%で、
他党とくらべて少なめになっています。
自民党こそ、日本の女性議員の割合が低くなる
最大の元凶と言ってもよいでしょう。

「参院選・女性当選者は前回と同数」



(閣僚はかならず議員から
採らなければならないと決まっては
いないですが、議員以外から閣僚が
選ばれることはめったにない。)


政権交代が起きれば状況は
変わることが期待できます。
それでも立憲民主党が今度の衆院選で
政権を取ることは、きわめて
難しい状況と言わざるをえないです。

スペインや韓国のようなことが
日本で起きるのは、当分先になりそうです。

「政治分野の格差を改善した国・スペイン」

スペイン社会労働党(PSOE)の
ペドロ・サンチェス新首相は6日、内閣名簿を発表した。
17人中11人が女性で、女性閣僚の
割合としては欧州で最多となった。

フェミニストを自称するサンチェス首相の人選は、
先に不信任決議を受けて辞任した
マリアノ・ラホイ前首相の
男性ばかりの内閣とは対照的だ。

「政治分野の格差を改善した国・韓国(2)」

8月30日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が内閣改造を
行ったお隣韓国でも19人の閣僚のうち5人が女性。
新たに社会副首相兼教育部長官に愈銀恵(ユ・ウンへ)、
女性家族部長官に陳善美(チン・ソンミ)が起用されている。
一番最近では、文(ムン)大統領が、
閣僚の3割を女性にするとの公約を果たしました。


posted by たんぽぽ at 23:35 | Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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