岸田内閣の女性閣僚は3人、全体の15%で
国際的に見て問題なく低水準となっています。
「岸田文雄内閣の女性閣僚は3人。菅内閣より1人増でも、比率15%はG7で最低水準。世界平均を下回る」
「女性閣僚3人だけの岸田内閣。比率15%は世界平均以下【G7最低】」
この女性閣僚の割合の低さについて、
わたしの雑観を少しだけお話します。
岸田文雄内閣の女性閣僚は3人で、比率は15%でした。
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) October 4, 2021
列国議会同盟(IPU)とUN Womenの今年1月時点のまとめでは、世界全体では閣僚ポストに就く女性の割合は21.9%です。 https://t.co/BNttBXBJwL
岸田内閣の女性閣僚の割合なんて、
わたしはべつだん期待していなかったです。
ハフィントンポストの記事を見るまで、
女性閣僚の割合のことを
忘れていたくらいです。
岸田文雄がジェンダー平等に
取り立てて理解があるとか、配慮するという
お話は聞いたことがないです。
それゆえ女性閣僚の割合も、
いままでの政権とそれほど
変わらないだろうと思っていたし、
実際大差なかったわけです。
それでも女性閣僚が3人というのは、
まだ「多いほう」なのだろうと思います。
これまでの政権の女性閣僚は、
ひとりとかふたりが「ざら」です。
自民党政権であるかぎり、
だれが首相になっても、
女性閣僚の割合は低水準という状況は、
当分続くだろう思います。
自民党には女性議員がそもそも少ないです。
人材が少ないのだから必然的に
閣僚となる女性も少なくならざるを
えないことになります。
「衆院選・女性当選者の割合」
自民党は全体の中の女性候補者の割合は7.5%と
もともとが少ないので、女性当選者も全体の7.7%で、
他党とくらべて少なめになっています。
自民党こそ、日本の女性議員の割合が低くなる
最大の元凶と言ってもよいでしょう。
「参院選・女性当選者は前回と同数」
(閣僚はかならず議員から
採らなければならないと決まっては
いないですが、議員以外から閣僚が
選ばれることはめったにない。)
政権交代が起きれば状況は
変わることが期待できます。
それでも立憲民主党が今度の衆院選で
政権を取ることは、きわめて
難しい状況と言わざるをえないです。
スペインや韓国のようなことが
日本で起きるのは、当分先になりそうです。
「政治分野の格差を改善した国・スペイン」
スペイン社会労働党(PSOE)の
ペドロ・サンチェス新首相は6日、内閣名簿を発表した。
17人中11人が女性で、女性閣僚の
割合としては欧州で最多となった。
フェミニストを自称するサンチェス首相の人選は、
先に不信任決議を受けて辞任した
マリアノ・ラホイ前首相の
男性ばかりの内閣とは対照的だ。
「政治分野の格差を改善した国・韓国(2)」
8月30日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が内閣改造を
行ったお隣韓国でも19人の閣僚のうち5人が女性。
新たに社会副首相兼教育部長官に愈銀恵(ユ・ウンへ)、
女性家族部長官に陳善美(チン・ソンミ)が起用されている。
一番最近では、文(ムン)大統領が、
閣僚の3割を女性にするとの公約を果たしました。