ハフポスト日本版と「NO YOUTH NO JAPAN」
による、若年層の政治意識を調査した
アンケートの続きです。
「衆院選、U30世代にとっての争点は?アンケートを実施しています」
「若者不在の政治を変えたい。「選挙アップデート for U30」プロジェクトを始めます」
アンケート結果によると、30歳未満の
若年層はジェンダー問題と、
子育てなどの家族問題を、もっとも
積極的に政治に取り組んでほしいと
考えていることがわかったのでした。
その中でも、とりわけ若い世代の人たちに
望まれているのが「選択的夫婦別姓」だと
ハフィントンポストの記事にあります。
圧倒的多数を占めたとあります。
特に選択的夫婦別姓に対しては、
導入を求める声が圧倒的多数を占めました。
同性婚の法制化を求める声も多く、
30代以上の世代と比べ、多様性を尊重する
政策を重視する傾向がうかがえます。
若い世代の人たちにとって、
選択的夫婦別姓の実現はそれだけ切迫した
自分の問題ということだと思います。
結婚を間近に控えて、自分は苗字を
変えたくない、というかたが、
若い世代の人たちには多い
ということになるでしょう。
「#男女共同参画ってなんですか」という
30歳未満の世代の人たちによる
プロジェクトが、昨年2020年に
「第5次男女共同参画基本計画」のために
パブリックコメントを送っていました。
この中でもっとも多かった意見が、
「選択的夫婦別姓の実現」でした。
「若者から自民党へ・選択的夫婦別姓の署名」
「選択的夫婦別姓・若年層の重要政策」
このパブリックコメントを
送った人たちだけが特異ではない
若い世代の人たちの多くが、
選択的夫婦別姓の実現を望んでいることが、
このアンケートで示されたと思います。
なので、選択的夫婦別姓問題に
これまでずっとかかわってきた
おとなたちも、堂々とつぎのように
主張してよいと思います。
「若い人たちがもっとも望んでいる
政策は選択的夫婦別姓である」
「選択的夫婦別姓はいまの若い人たちの
多くが実現を求めている」
付記:
選択的夫婦別姓がいまの若年層の
最重要政治課題となったことは、
わたしとしてはとてもうれしいです。
「オンナコドモのことはくだらない」と、
選択的夫婦別姓がすみに追いやられていた
わたしが関心を持ち始めたころとは、
だいぶかわったと思います。
これは、選択的夫婦別姓が現在まで
実現しないから、若年層がいまだに
切望せざるをえなくなっている、
ということでもあります。
選択的夫婦別姓を実現できずにいる
「平成のおとなたち」の一員として
わたしはじくじたるものを感じます。
こちらにコメントありがとうございます。
若年層は結婚の現役世代ですからね。
若いかたたちが選択的夫婦別姓に
関心を持つことが多いのは、
とうぜんというものです。
高齢層は「他人ごと」を装っていますが、
とくに男性は「自分の妻が旧姓に
戻すと言い出す可能性」を
心配しているものと思います。
「選択的夫婦別姓が実現しないかぎり
妻は旧姓に戻すと言わない、
かりに言ってもだまらせることができる」と、
彼らは考えているのでしょう。