選択的夫婦別姓を認めない現行民法を
合憲とする最高裁判決に対する問題視から、
最高裁判所裁判官の国民審査には
積極的に参加しようという論調が
高まっていることの続き。
「これまで罷免ゼロ 国民審査の意義とは何か」
これまで罷免ゼロ 国民審査の意義とは何か https://t.co/19BcFU0Hf2
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 24, 2021
これまでに罷免された裁判官はおらず、制度の形骸化が叫ばれて久しい。ただ、今年に入り夫婦同姓を定めた民法などの規定が「合憲」とされるなど、その判断はわれわれの生活に多大な影響を及ぼす。
2015年12月にも最高裁大法廷回付で、
夫婦同姓の強制は合憲という
判決が下されています。
それでもこのような判決をくだした
最高裁判所裁判官を審査する
2017年の国民審査のときは、夫婦別姓訴訟は
あまり話題にならなかったのでした。
「最高裁判所裁判官・国民審査」
今回2021年は2回目なので、
2015年の合憲判決のときより
見過ごせないと考える論調が
強くなったものと思います。
2017年の国民審査のときは、
選択的夫婦別姓に対する関心が、
いまほど高くなかったとも思います。
2017年の国民審査の少しあとに、
サイボウズの青野慶久氏が
提訴の旗揚げをして、選択的夫婦別姓に対する
世論の関心が高まり出しました。
2021年の現在は、ずっと選択的夫婦別姓に
対する世論の関心が高まっていることも、
最高裁判所裁判官の国民審査への関心を
高めているものと思います。
今回2021年の国民審査は
前回よりは世論の関心も流布される
情報も増えているとはいえ、
やはり投票率はごく低く、罷免される
裁判官はひとりもいない、という
いつもと同じ結果になると予想します。
それでも夫婦同姓の強制を合憲としたことが
理由で「×」をつけられる割合が
いくらかでも高くなれば、
最高裁判所を多少は動かすことに
なるのではないかとも思います。
私も、昨日の選挙で、長岡村の林は深い、と覚えてバツをつけてきました。お金と時間を費やして、世間の夫婦別姓への関心を高めてくださった青野さんには感謝の気持ちしかありません。優秀な方が矢面に立ち、旗印になってくれて、本当にありがたいと思います。
こちらにコメントありがとうございます。
選択的夫婦別姓問題に関心のあるかたは、
最高裁判所裁判官の国民審査も、
調べて参加するようになってきましたね。
夫婦同姓の強制に対する2度の合憲判決は、
やはり見過ごせないと思います。
青野慶久氏は、選択的夫婦別姓問題に対する
世論の関心を高めてくれたことは
とても大きな功績だと思います。
世論調査で選択的夫婦別姓に賛成が
多数を占めるようになったのも、
青野慶久氏以来だと思います。
青野慶久氏の活動がなかったら、
選択的夫婦別姓なんていまだに
たいして関心を持たれない問題に
とどまっていたかもしれないです。