枝野幸男が立憲民主党の代表を
辞任することになりました。
10月31日の衆院選の敗北の責任をとってです。
「立憲・枝野代表、辞任の意向 「ひとえに私の力不足、新しい代表を」」
(はてなブックマーク)
枝野幸男本人が代表をやめると
言っているのだから、
それはそれでいいだろうと思います。
積極的に反対や慰留をしようとは、
わたしは思わないです。
それでもこの辞任にはわたしなりに
思うことはあるので、少し雑感をお話します。
今回の衆院選は、枝野幸男が
代表を辞任する必要があるかどうは、
「微妙な負け幅」だと思います。
「2021年衆議院選挙・立憲民主党は敗北」
議席が半分くらいになったら、
問題なく代表辞任だと思います。
これくらいの議席減少なら、
代表を辞任するほどでもないのでは?
という意見もありそうです。
枝野幸男はご存知のように2017年に
絶望の淵から立憲民主党を立ち上げ、
予想を大きく上回る議席を獲得しました。
それ以降、約4年間、選挙では
まがりなりにも善戦をしていたし、
党勢を拡大し続けてきました。
かかるこれまでの功績を考えると、
今回の選挙でのつまづきは、
枝野幸男が代表を辞任するほどでは
ないのではないかとも思います。
選挙で勝ち続けるのはむずかしいです。
長いあいだにはどこかで
負けることもあるでしょう。
そうなると選挙で1回負けただけで
代表を変えていては、党運営が安定しなく
なるだろうと思います。
具合の悪い事態になると、
そのとき代表をやっている人に
全部の責任を押し付けて辞任させてきた、
旧民主党・民進党時代の「悪夢」を
ちょっと思い出します。
短期間で何度も代表が変わる
という事態になると、それこそ党内が
不安定であるとしめすことになるし、
「だれがやってもだめ」という
印象を与えかねないです。
枝野幸男に関してですが、
周囲からの声も慰留はたくさん
あるけれど、続投を強く求める要望は
ないようなので、代表辞任は
確定だろうと思います。
10月31日の衆院選ですが、
立憲民主党、野党共闘の敗因は、
あらためて分析したいと思っています。
これで2017年10月以前の
政治状況にもどったりしないかと、
わたしはしばし心配です。
あの時代からは決別したいです。