「子宮頸がんワクチン薬害説」の
呪縛から解放されつつある現在、
まだワクチンに反対する人たちがいます。
それは自民党の家族やジェンダーに関して
因襲・反動的な人たちです。
彼らは「性の乱れにつながる」と言って、
子宮頸がんワクチンの接種に反対しています。
「子宮頸がんワクチン、8年ぶりに積極勧奨再開 自民の一部「性の乱れ」と抵抗、コロナ追い風に」
(はてなブックマーク)
しかし、ある政府関係者は「自民党内の
保守的なグループが、HPVが性行為を通じて
感染することから接種が『性の乱れ』に
つながると長く抵抗していた」と背景を明かし、
「性の乱れにつながる」とは
どういうことだ?と思うかたもいると思います。
性感染症を予防できるようになると、
安易にセックスをする人が増える、
という発想だと思います。
統一教会の純潔思想の影響だと思います。
性教育に徹底的に反対するのと
同じ背景思想ということです。
子宮頸がんワクチンの接種を、
厚生労働省が実質的に中止したのは
2013年、安倍政権に入ってからです。
そのあと再三批判があったにも
かかわらず、自民党政権は、
子宮頸がんワクチンの接種の再開をしよう
という気配はまったくなかったのでした。
自民党政権が子宮頸がんワクチンの
薬害説を信じている様子は
なさそうに思えるので、
なぜ動かないのかと思ったです。
おそらく自民党政権は「性の乱れ」を
理由にして、子宮頸がんワクチンの接種に
ずっと反対していたものと思います。
彼らが「性の乱れ」をことさらに
主張しなくても、薬害説が信じられて
接種再開の気配がなかったのでした。
それゆえ好都合だというので、
薬害説の蔓延については、自民党は
だまっていたのかもしれないです。
薬害説が信じられなくなって、
子宮頸がんワクチンの接種が
再開される運びとなったので、
家族・ジェンダーに因襲的な人たちの
「性の乱れ」が目立つようになった、
ということだろうと思います。