男性たちの「歓楽街」でした。
「おじさん」たちが、女性を堂々と
性的搾取する「いかがわしい」場所でした。
つぎのツイートに、かつては男性たちの
「歓楽街」だった温泉街の様子に
ついて、簡単に述べられています。
子供の頃に連れて行かれた父親の後援会の温泉バス旅行は、大宴会場で酒と煙草の煙の中で、オジサンたちが酌婦さんや芸者さんたちとベロンベロンになって大騒ぎ。外にはストリップとかヌードとかの看板があって、館内には大人のオモチャなんかが堂々と売ってた記憶が。
— 橋本久美(あなたのまち🏡のカウンセラー板橋区) (@hashimotokumi) November 19, 2021
昭和のいかがわしい温泉街にはもう行きたくない。
— 橋本久美(あなたのまち🏡のカウンセラー板橋区) (@hashimotokumi) November 19, 2021
昭和のころの温泉地は、企業の団体旅行で
行く人が多かったのでした。
そんな企業の社員たちは
昭和においては多くが男性でした。
そしてかかる男性たちがそろって
羽を伸ばして浸れる娯楽が、
女性の性的搾取だったのでしょう。
当時は、かかる男性たちによる
性的搾取くらい「あたりまえ」であり、
「いかがわしい」という意識は
あまりなかったものと思います。
そんな男性たちの歓楽街である
温泉地がさびれたのは、
バブルがはじけて不況になったからです。
団体旅行を企画するだけの
経済的余裕がなくなったからです。
バブル崩壊以降は、個人やカップル、
家族の旅行客が多くなります。
温泉地もそうした客層をターゲットと
したものへと変貌していきます。
で、温泉地の歓楽街が廃れたのは、別にいかがわしいのはアカンと言った首長がいたからではなく、慰安旅行など歓楽街で遊ぶ男性中心の団体旅行が廃れ、カップルや女性グループなど個人旅行が温泉客の主体になったから。
— 社虫太郎 (@kabutoyama_taro) November 19, 2021
嘘だと思うならJTBに聞いてみろ。反ポリコレ脳に媚びた妙な都市伝説をこさえるな https://t.co/4ITbJh0TZ3
女性を堂々と性的搾取することを
問題視するようになって、温泉地の歓楽街が
すたれたのではないということです。
このような性的搾取を人権問題として
意識できるような水準には、
バブル崩壊前後の日本社会は
達していなかったとも思います。
温泉地の歓楽街がすたれたのは、
人権問題として解決したのではない
ということは、いささかショッキング
かもしれないです。
女性を性的搾取することを
人権問題としてだいぶ意識できるように
なった現在でも、温泉地の歓楽街が
あったとしたら、それを廃止させることは
むずかしいかもしれないです。
性的搾取がいまよりずっと
問題にならない時代においては、
なおさら人権問題として解決なんて、
無理だろうと思います。
付記
日本人の集団買春ツアーが
すたれたのも、温泉地の歓楽街が
すたれたのと同じ理由です。
やはりバブルがはじけて不況となったので、
企業が社員向けの集団買春ツアーに
金を出せなくなったということです。
集団買収ツアーも経済的な理由で
続かなくなったのであって、
人権問題として解決した
というわけではないです。
「日本人集団買春ツアーのメモ」