11月25日エントリの続き。
子宮頸がんワクチンの接種の積極的推奨を
再開するという東京新聞の記事についた
はてなブックマークを見ると、
マスコミを攻撃する論調がすごいです。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.tokyo-np.co.jp/article/142510
彼らに言わせると「子宮頸がんワクチンに
反対してきたのはマスコミ」であり、
「マスコミは自民党に責任を
なすりつけている」のだそうです。
さらにはマスコミは「過去の事実を
捏造している」という
趣旨のものまであります。
マスコミはかつては子宮頸がんワクチンに
批判的な論調を続けてはいました。
それは子宮頸がんワクチンには
深刻な副作用があるという
「薬害説」を主張していました。
「HPVワクチン・副作用説のメモ」
ここで問題になっていることは
「性の乱れにつながる」と言って
子宮頸がんワクチンに反対していることです。
このような「性の乱れ」は、
マスコミは主張してはいなかったです。
そして現在「性の乱れ」と言って
子宮頸がんワクチンに反対しているのは
自民党の家族やジェンダーに関して
因襲・反動的な人たちです。
マスコミは、自民党の「保守派」が
現在「薬害説」を信じている、
とは言っていないです。
自分たちの「濡れ衣」を自民党の
「保守派」に着せてはいないわけです。
ブックマークでマスコミを
攻撃している人たちは、あたかも
「性の乱れ」を理由に、マスコミが
子宮頸がんワクチンに反対していたかのような
もの言いをしています。
そのように思っている、
もしくはそう思わせようとしているなら、
かかるマスコミ攻撃をする人たちこそ
「捏造している」というものです。
ブックマークでマスコミを
攻撃している人たちは、
「反ワクチン」には批判的なようです。
マスコミは「薬害説」のにせ科学性に
気がついて認識をあらためたのですから、
「反ワクチン」批判の立場なら
一定の評価をするところです。
そして現在、子宮頸がんワクチンに
反対している自民党の「保守派」を
批判するところだと思います。
「反ワクチン」に批判的なはずの
ブックマークの人たちの攻撃の矛先は
なぜか自民党の「保守派」に向かわないで、
マスコミに向かうようです。