サザエさん一家を引き合いに出して、
選択的夫婦別姓を攻撃する
「竹田恒泰チャンネル」の続き。
「サザエさんで考える!選択的夫婦別姓になったら磯野家はどうなるのか!?」
竹田恒泰氏は、サザエさんの一家が
夫婦別姓を選択した場合、
苗字が「磯野」「石田」「フグ田」の
3つになることが、なにか問題で
あるかのように熱弁を続けます。
この場合、一家の7人が全員いたとき
「磯野さん」と呼ぶと、振り返るのは
波平、サザエ、わかめの3人だと言っています。
そして「石田さん」で返事をするのが
ふねとかつおのふたりで、「フグ田さん」で
返事をするのがますおとたらちゃんの
ふたりだと言っています。
わたしが言いたいのは、
「それがどうかしましたか?」です。
このあと竹田恒泰氏は、夫婦別姓を
選択していなければ、「磯野さん」で
7人全員が振り返ると言っています。
なので「磯野さん」で3人しか
振り返らないのが、竹田恒泰氏にとっては
なにか問題があることらしいです。
わたしにはなにが問題なのか、
まったくわからないです。
苗字を呼んだだけでは
7人全員に返事してほしいときに、
返事してもらえないとでも
竹田恒泰氏は言いたいのでしょうか?
それなら「磯野波平さんのご一家の
みなさん」とか、7人全員に用事が
あることがわかるような呼びかたを
するだけだと思います。
現実問題として、7人が揃っているときに
「磯野さん」と呼ばれた場合、
状況によっては7人全員を指していると
わかることがあるでしょう。
そのときは自分たち全員が呼ばれたと
判断して、「石田さん」も「フグ田さん」も
振り返るだろうと思います。
たらちゃんが通っている
幼稚園なり保育園なりでは、
園の先生たちもほかの親御さんたちも
「フグ田たらお」という名前を
認識していると思います。
それゆえさざえさんのことを
「フグ田さん」と呼ぶことも
あるだろうと思います。
それでもさざえさんは自分のことだと
わかって返事するだろうと思います。
その前に、まわりの人たちは
さざえさんを「たらおくんのお母さん」と
呼ぶことが多そうですが、
それはいまは置いておきます。