「日本すごい」論が、日本がすでに
すごくなくなってから出てきた
という指摘をするツイートです。
いつのまにか「日本すごい」と
持ち上げる論調が社会の中に蔓延し、
メディアでもそうした番組が
よく流されるようになっています。
日本がもうスゴくなくなってから発生した珍現象「日本スゴイ」論。追いつめられた心理なのかとか色々考えてたけど、誰が「実利」を得ていたのか。日本の貧困が隠しようもなくなり、もうまったくスゴくないと認めざるを得なくなって責任を問われるのは、結局、この三十年間の政権与党。大半は自公政権。
— 平野啓一郎 (@hiranok) November 28, 2021
「日本すごい」論の蔓延は、
バブル崩壊以来の「失なわれた30年」と、
それをもたらした「保守派」の
問題解決能力の欠如から現実逃避を
するための国粋主義だと思います。
「「失なわれた30年」は保守派の責任」
「排外・国粋主義は保守派の「阿片」」
https://t.co/WsJYCeKRvD 「失なわれた30年」とそれをもたらした自分たちの無策ぶりから、「現実逃避」をするための「国粋主義」だと思います https://t.co/O4QfCeVPWn 。その意味では、「実利」を得る人がいるわけではないと思います
— たんぽぽ (@pissenlit_10) November 29, 2021
彼ら「日本すごい」論を展開する
「保守派」たちは、「追い詰められている」
というほどではないけれど、
「責任逃れ」はしていると思います。
また彼ら「保守派」たちが
「日本すごい」論を喧伝することに
よって「実利」を得ている
というほどでもないと思います。
(現実逃避や責任転嫁を続けられる
という「実利」はあると言えますが、
ここでの「実利」はそんなレベルのことでは
ないだろうと思います。)
一般に、根拠のとぼしい
過剰なナショナリズムがはやるのは、
国力が衰退しているときに
起きやすい現象です。
衰えていく国を立て直せないので、
必要以上にナショナリズムに
傾倒することで、みずからを
肯定しようということです。
それゆえ日本がすごくなくなってから
「日本すごい」論が蔓延するのは、
それほど珍現象でもないと言えます。