「失なわれた30年」がこのまま続いて、
日本の衰退がだれの眼もごまかせなく
なったとき、責任を問われるのは
自民・公明政権だと言っています。
日本がもうスゴくなくなってから発生した珍現象「日本スゴイ」論。追いつめられた心理なのかとか色々考えてたけど、誰が「実利」を得ていたのか。日本の貧困が隠しようもなくなり、もうまったくスゴくないと認めざるを得なくなって責任を問われるのは、結局、この三十年間の政権与党。大半は自公政権。
— 平野啓一郎 (@hiranok) November 28, 2021
これについては7月19日エントリでも
わたしはお話しています。
まったくその通りだと思います。
「「失なわれた30年」は保守派の責任」
けれどここで私たちはいちど立ち止まって、
本当に日本の名誉を傷つけてきたのが何者なのか
ということを問わなければなりません。
それはどうしたって、与党の30年間の政治だ
というよりほかにないはずです。
日本が貧しく、暮らしにくく、
また国際的にも力のない国になったのは、
1990年頃から30年にもわたって
衰退を続けてきた結果にほかなりません。
平成時代の「失なわれた30年」は、
大半が与党だった自民・公明政権の
国民生活の軽視と、問題解決能力の
欠如によるものにほかならないです。
遠い将来、遠慮なく彼らを
批判できるようになった未来の人たちは、
きっと自民・公明政権を
厳しく検証することと思います。
最初のツイートは「この三十年間の
政権与党。大半は自公政権」という
言いかたをしています。
民主党が政権を取っていた3年間は、
短いながらも民主党に責任が
あると考えているのでしょう。
わたしに言わせれば、民主党政権の
3年間も、「失なわれた30年」の責任は
自民党にあると思っています。
民主党政権が導入しようとした施策は、
子ども手当てに代表される
「福祉国家の4K」など、まがりなりにも
「失なわれた30年」からの脱却を
試みようとするものでした。
「震災復興の国家構想」
そうした「失なわれた30年」を
少しでも解決するための政策を
妨害をしてつぶしてきたのが、
野党だった自民党でした。
「失なわれた30年」をもたらした
責任という観点から言えば、
民主党よりも自民党のほうが
ずっと問題だと思います。