子宮頸がんワクチンを無料で接種する
機会を逃した世代が、無料でワクチンを
接種できることを訴える活動があります。
「子宮頸がんワクチン「9学年」無料接種を…女子大学生の訴え」
何度かお話していますが、子宮頸がん
ワクチンには、重大な副作用があると
信じられたことがあります。
2013年から接種の積極的奨励が
中止になっていました。
「HPVワクチン・無料接種を求める署名」
「HPVワクチン・未接種は国の失政」
そのため子宮頸がんワクチンを無料で
接種する機会を逸した世代がいます。
1997年から2005年産まれです。
子宮頸がんワクチンの接種を受けるには、
4-5万円と高額のお金がかかります。
それゆえ接種の「失なわれた世代」である
現在の大学生が、無料で接種できることを
訴えているということです。
子宮頸がんワクチンを実質的に
中止にしたのは、厚生労働省の判断です。
そのあと子宮頸がんワクチンの
薬害説に科学的根拠はないという
指摘が再三あったにもかかわらず、
厚生労働省は接種の再開を
ずっと見送っていました。
それゆえ子宮頸がんワクチン接種の
「失なわれた世代」は厚生労働省、
すなわち国の責任になります。
そうなれば、「失なわれた世代」が
無料で子宮頸がんワクチン接種を
受ける機会を補償することが、
国の責任になるでしょう。
ここで懸念されるのが「性の乱れに
つながる」と言って、子宮頸がん
ワクチンに反対する人たちの存在です。
11月25日エントリでお話したことです。
「「性の乱れ」で子宮頸がんワクチン反対」
彼ら家族やジェンダーに関して
因襲・反動的な人たちは、性教育バッシングや
選択的夫婦別姓、同性結婚に猛烈に
反対する人たちと同じ思想を
背景にしていると思われます。
「反ワクチンと反性教育に共通の背景思想」
彼らの狂信的な様相をかんがみれば、
「失なわれた世代」のために
無料で子宮頸がんワクチンを接種なんて、
猛烈に反発することが考えられます。
かかる狂信者たちに妨害されて、
「失なわれた世代」の人たちが
子宮頸がんワクチンの無料接種が
受けられない、ということが
ないことを祈るばかりです。