現在の40代の男性の中で「昭和な夫」と
「令和な夫」がいるという、
田房永子氏のエッセイの続きです。
「同じ40代で「昭和な夫」と「令和な夫」がいるのはなぜなのか」
【「昭和な夫」と「令和な夫」の違い】同じ40代でも、「家事育児は妻がするのが当り前」と思っている男性もいれば、そうではない男性もいる。その差は何なのか。#チョコプラ の2人がテレビで子育てトークをしているのを見て、田房永子さんが気づいたこととは?@tabusahttps://t.co/gXicZm4ofC pic.twitter.com/8j8hgBLziN
— FRaU(フラウ) (@frau_tw) December 4, 2021
同じ40代で「昭和な夫」の男性と、
「令和な夫」の男性がいるのは
なぜか?という問題が出てきます。
(それがこのエッセイの
タイトルでもあります。)
このエッセイでは、「令和な夫」に
なる男性は、パートナーとぶつかり合う、
もしくはぶつかり合うところを、
目の当たりにした経験がある、
としています。
チョコレートプラネネットの
長田庄平氏は、妻に育児を任せきりに
していたことで、夫婦仲が深刻な
状況になったそうです。
それをはたから見ていた松尾駿氏は、
自分はそうならないように、
自分もしっかりと育児をすると決めて、
それを実行したと語っていました。
「チョコプラに見る、「昭和な夫」と「令和な夫」の違い」
チョコプラの長田氏はブレイクの
ピークに一人目の子どもが誕生。
妻に完全ワンオペ育児をさせていたため、
産後の妻はもちろん、長田氏も仕事のストレスで
お互いピリピリしていたという。
長田氏は他でもよく、夫婦仲が深刻な状況に
なった時期があった話をしている。
長田氏は、いくら外で働いてきて疲れていても、
「子育ての作業」としては何もしてないから
カウントされない、それが事実として
分かったということを話していた。
だから「完全降伏」したと話す。
かまいたちの山内氏も「一瞬でも牙むいたら
とんでもないことになるもんな」と同意していた。
松尾駿氏の場合、コンビの相方の
長田庄平氏のケースが、自分にとっての
重大な「反面教師」となったようです。
かくして松尾駿氏は、育児が原因で
夫婦仲が険悪になることはなく、
「令和な夫」になれたことになります。
「家に帰ったら俺が仕事してきたこと
なんて関係ない。家に帰ったら
俺も一緒に育児をする」という松尾駿氏の
判断は正しかったということです。
そして相方の長田夫妻の産後を
横で見ていた松尾氏は、自分は気をつけようと決意し。
「家に帰ったら俺が仕事してきたことなんて関係ない。
家に帰ったら俺も一緒に育児を
するんだ」と決め、子どもが生まれる
前から予行演習をしていたという。
そしていま、ちゃんとそういった
生活を送っているので、妻と揉めたり
することはないと真剣なまなざしで
堂々と言い切っていた。
「昭和な夫」はいかにしてなるかは、
このエッセイのあとのほうにあります。
「家事や育児は全部嫁のやること、
自分は外での仕事に専念すればいい」という、
上の世代からの家族観を、後生大事に
信じ続けているのでしょう。
旧時代からの家族観に感化されて、
そのまま流されているということです。
彼らは、祖母や母に世話されるのが
当たり前のおじいちゃん、お父さんを見て育ち、
自分もこうなるんだと疑わずいるだけなのだろう。
社会が発する「嫁さんをもらって一人前だ、
料理のうまい女をもらえよ」という
メッセージに素直に従い、その通りに生きているだけ。
なのにいつの間にか、ドリフの背景セットが
回転するみたいに世の中ごと変わってしまって、
40代男性なのに昭和のおじいちゃんみたいな
感覚だけが残っていて、まるで浦島太郎だ。
家のことを全部妻に任せられることが
自分にとっての既得権となっていて、
そこに安住したいという実利的な
こともあるかもしれないです。
自分で薄々気づいていても、
「結婚したら家事も育児も妻にまかせて、
結婚前と同じように仕事だけしていればいい」
という特権を、そうそう
手放せないんじゃないだろうか。