ワクチンの接種証明を発行する
スマートフォン向けアプリをリリースしました。
このアプリ、マイナンバーやパスポートに
旧姓併記があると証明書を発行できない、
という機能の不備があります。
「コロナワクチン接種証明アプリ、旧姓併記では発行できず 記録に誤りの恐れも...導入手順や注意点は【動画】」
(はてなブックマーク)
◆「旧姓併記」のマイナカードでは発行されない
Q マイナンバーカードやパスポート
持っていてもアプリで証明書が
発行されないケースはあるのか。
A マイナンバーカードに旧姓併記が
ある人は発行できない。
例えば氏名欄に「田中(佐藤)花子」、
券面右下の追記欄に「旧氏 佐藤」などと
記載されている場合だ。
パスポートに旧姓や別姓の併記がある人も同様で、
海外用の電子証明書は発行できない。
本人確認に関連して技術的な問題が
生じるためで、デジタル庁は改修して
対応するよう取り組むとしている。
紙の接種証明書は旧姓や別姓の併記があっても、
自治体窓口で発行可能だ。
マイナンバーやパスポートに
旧姓が併記されていると、本人確認に
関して技術的な問題があるそうです。
それで旧姓併記されているかたに
アプリを対応させていないのでした。
思ってたより返信いただいているので、その画面スクショです。 pic.twitter.com/JJnKfmkx9J
— マイナンバーと自治体DXにやたら詳しい人 (@WcTimTAKCvIGeTD) December 20, 2021
やはり旧姓併記や旧姓使用では
ふじゅうぶんで、ありとあやゆる場面に
対応できないということです。
このようなことは、これまでにも
さんざん起きていたし、これからも
いくらでも起きると思います。
だからわたしたちはいつも
言っているじゃないか、と思います。
この問題を本質的に解決するには、
やはり選択的夫婦別姓の導入
ということになるでしょう。
現在の旧姓の通称使用は、やはり不便です。デジタル庁もアプリのテスト段階で、旧姓併記を想定していなかったのですから。
— 参議院議員 田島まいこ (@maiko_tajima) December 20, 2021
やはり選択的夫婦別姓を実現するべきです。党議拘束を外した形での議論と採決を求めて参ります。
接種証明アプリ、マイナカードに旧姓併記は発行不可 https://t.co/xLyOVCPPSA
ワクチンの接種証明アプリが、
旧姓併記に対応しないことに対して
「デジタル庁は改修して対応する」
とは言っています。
アプリを対応させるのは当然ですし、
しばらくすると旧姓併記のかたにも
対応するようになるとは思います。
それでも、旧姓使用はさまざまな
システムの設計を複雑でややこしくする
ことはたしかでしょう。
選択的夫婦別姓を導入すれば、
このあたりはもっと簡単になります。
不必要に社会の生産性を
下げないためにも、選択的夫婦別姓の
導入をいそぎたいです。
なぜ旧姓併記に対応しないまま、
ワクチンの接種証明アプリを
デジタル庁はリリースしたか、
という問題があるだろうと思います。
おそらくリリースをいそぎたくて、
最初のバージョンからは、旧姓併記への
対応をはずしたものと思います。
リリースを優先したくて初期リリースからは機能を外したんでしょうね。この手のサービスでよくあることだと思いますが、だったら「やってる」というのを周知してよと思います。https://t.co/tcDoE7Gcxd
— kanazow@FullyVaccinated (@kanazow) December 20, 2021
そこには「旧姓を使う人たちは例外」
という意識があったのかもしれないです。
それ以前に、旧姓を使う必要が
ある人たちのことなど、
念頭になかったことも考えられます。