2022年01月25日

toujyouka016.jpg 反対派から議論再開するのはなぜか?

1月24日エントリの続き。

高市早苗が、選択的夫婦別姓の議論を
自民党で再開すると言い出したことの続き。

「自民、「夫婦別姓」議論再開へ 高市氏が方針」

 
やや気になるのは「それぞれの
法案を吟味していい方を(国会に)
提出しようという形になっていくだろう」と、
高市早苗は言っていることです。

「(旧姓の)通称使用をさらに便利にする法案と、
別姓を推進する法案が出てくれば、
それぞれの法案を吟味していい方を
(国会に)提出しようという
形になっていくだろう」と述べた。

選択的夫婦別姓法案か、旧姓使用の
法案を国会に提出する準備がある、
ということでしょうか?


選択的夫婦別姓法案はこれまで
野党各党が共同で毎年のように
国会に提出してきました。
そのたびに自民党は無視黙殺を
決めこみ、選択的夫婦別姓法案は
いつも継続審議や廃案になっていました。

こうした経緯を考えると、
選択的夫婦別姓法案を国会で審議する
なんて、自民党の反対派(非共存派)としては、
とんでもないことのはずです。

「国会に提出」なんてただ言っている
だけで、じつは心にもないことだ、
ということも考えられます。
それでも「議論を深めたい」とか、
いつもの定型文でないのが気になります。


自民党の法務部会では、反対派(非共存派)
議員たちのこれまでの態度から判断して、
反対派(非共存派)議員たちの主張が
全面的に採用される可能性が高いです。

それゆえ自民党から提出する法案は、
高市早苗たちが主張する旧姓使用の
法案になる可能性が高いです。

このような旧姓使用の法案を
国会に提出したとします。
野党各党は、選択的夫婦別姓法案の
ほうが、旧姓使用法案よりも
優れていると主張するでしょう。

野党の法案と国会で闘って、高市早苗たちに
勝算はあるのかと思います。


現在の国会は自民党が圧倒的に多数です。
選択的夫婦別姓に賛成の議員も
自民党にはいますが、党議拘束をかければ
彼らを全員旧姓使用の法案に
賛成させることはできます。

そうなると野党がいくら
選択的夫婦別姓法案の優位性を
主張したところで、与党の賛成多数で
旧姓使用の法案が可決する
可能性が高いことになります。

高市早苗はじつはこのような展開を
狙っていることも考えられます。

旧姓使用の法案を成立させれば、
あとは選択的夫婦別姓の実現を求める人たちを
だまらせることができるだろうと
思っているかもしれないです。


今回の、高市早苗がみずから
選択的夫婦別姓の議論を再開させると
言い出したことは、むしろ警戒しておく
ほうがいいかもしれないです。

posted by たんぽぽ at 22:04 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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