石原慎太郎についての、わたしの
個人的な思い出のお話です。
2010年、菅直人首相(当時)を、
石原慎太郎は「極左」と言ったことを、
わたしはブログで取り上げていました。
「左翼だの極左だの」
なぜ石原慎太郎は菅直人を「極左」と
言ったかというと、地方自治体に
外国人参政権を認めることを、
民主党政権が検討していたからです。
「石原都知事:菅新内閣を「極左」 外国人選挙権付与絡みで」
東京都の石原慎太郎知事は5日、
都内で開かれた参院選自民党立候補予定者の
総決起大会で「今度の菅内閣、
あれも極左だから」と発言した。
民主党が進める永住外国人への
地方選挙権付与政策を批判する中で述べた。
石原知事は来賓としてスピーチ。
子ども手当など民主党政権の政策への
批判を語る中で「極左だから同じこと言うし、
もっとすごいことやるかもしらねえが、
地方に限って参政権を与えるって。
どうなんですかこれ」と批判した。
石原慎太郎は、さんざんレイシズム的な
発言を繰り広げています。
在日外国人も、そんな石原慎太郎に
踏みつけられた人たちのうちです。
自分がしいたげている外国人が
選挙権を持ったら、きっと自分に
「仕返し」をするだろうと
考えてのことだと思います。
外国人が選挙権を持った場合、
東京都知事選で石原慎太郎に投票する
外国人はごく少ないでしょう。
彼らはほぼ全員が石原慎太郎以外の
候補者に投票すると思います。
今後の都知事選で、自分の当選に
なんらかの影響があると、
石原慎太郎は思ったのでしょう。
それでも彼ら外国人有権者の数は、
有権者全体から見れば少数です。
石原慎太郎の当選に深刻な
影響が出るとも思えないです。
外国人参政権を槍玉にあげて、
導入を検討する政権を「極左」と
決めつけるのは、過剰反応ではないかと、
わたしは思います。
石原慎太郎は、被差別マイノリティを
踏みつけるときは「勇ましい」です。
そんなマイノリティが自分に対して
有効な反撃ができると思ったときは、
きゅうに「チキン」になる、
というタイプなのかもしれないです。
このあたりにもっと早く気がついて、
この点をつけば、石原慎太郎に
対してもっと効果的な対処が
できたかもしれないです。