立憲民主党などのリベラル・左派勢力が
「保守票を取る」ためには、
自民党政権や保守層を批判し、
彼らと闘うことだ、というお話をしました。
保守票を取るという事は、繰り返し書いてきていますが、保守的な政策を掲げる事ではないし、右派に迎合する事でもありません。戦い、批判し、切り崩すことを通じて票を取るんです。野党間の調整は鈍角でやり、戦いは直角でやるんです。日本は本当にこのままでいいのかということを直角に問うのです。
— 三春充希(はる)⭐Mitsuki Miharu (@miraisyakai) November 23, 2021
自民党や保守層には、徹底的に批判する
必要がある大失策があります。
「子どもの人口崩壊」をもたらした、
「失なわれた30年」です。
「「失なわれた30年」は保守派の責任」
「失なわれた30年は自民公明政権の責任」
この戦後はじまって以来の、
現在も継続している「歴史的失策」こそ、
自民党、保守層の大いなる責任として、
リベラル・左派勢力は批判する
必要があることだと思います。
日本は「失なわれた30年」という
歴史的失策の最中にあること、
そしてその責任は保守層と自民党政権に
あることがあきらかになれば、
彼らから支持は離れていくでしょう。
12月9日エントリでお話しましたが、
「失なわれた30年は保守・右翼の責任」
という認識は、批判する立場にある
リベラル・左派のあいだでも、
あまり認識されていない感じです。
「日本の衰退とその責任の所在の認識」
「「今」を歴史の転換点にしよう」けれどここで私たちはいちど立ち止まって、
本当に日本の名誉を傷つけてきたのが何者なのか
ということを問わなければなりません。
それはどうしたって、与党の30年間の政治だ
というよりほかにないはずです。
日本が貧しく、暮らしにくく、
また国際的にも力のない国になったのは、
1990年頃から30年にもわたって
衰退を続けてきた結果にほかなりません。
日本社会の全体で見た場合、
このような認識がどのくらい
広まっているかというと、
あまり顕在化していないと思います。
いまのところ、言論空間の片隅で
一部の識者たちがそう言っているだけ、
という感じです。
立憲民主党を含めたリベラル・左派勢力が、
票を奪い取るくらい保守層を
批判するには、「失なわれた30年と
その責任」という認識にもとづいた、
系統的な批判が必要だろうと思います。