安倍晋三は『日本の息吹』に掲載された
選択的夫婦別姓に反対する記事の中で、
終始「夫婦別姓問題」と表記しています。
「選択的夫婦別姓問題」とは書かないです。
『日本の息吹』9月号で安倍晋三前首相が選択的夫婦別姓に猛反対。いわく、「女房からいきなり『やっぱり私は元に戻します』ということが起こる」。
— 希 nozomi (@nozomi_ski) September 11, 2021
離婚しましょうということじゃないんだし、なぜそうしたいのか、妻の話を聞けよって思います。いまだに頭の中が戦前の家制度のままなんだなあ…。 pic.twitter.com/Q4gxrIJiPR
「選択的夫婦別姓」から「選択的」を
省くのは、ほぼすべての反対派
(非共存派)がしていることです。
安倍晋三もそうした反対派(非共存派)の
例にもれず、「選択的」を
書かないということなのでしょう。
「「選択的」を省く選択的夫婦別姓の反対派」
なんと自民党は9年前、選択的夫婦別姓制度は
民主党が企てる国家転覆策の一つだと主張していたのだ。
そもそも、この政策集では「選択的」という語が
省かれていることも不正確だ。
自民党の公約にかぎらず、選択的夫婦別姓の
反対派(非共存派)は、ほとんどだれもが
「選択的」という語を落として、
ただ「夫婦別姓」とだけ言います。
なぜ反対派(非共存派)は
「選択的」をかならずはぶくのか、
という問題があります。
「選択的夫婦別姓」と「選択的」を
つけないと表現として不正確です。
おそらく反対派(非共存派)たちは
「夫婦別姓か夫婦同姓か」の対立と
思わせて、推進派は夫婦別姓を強制すると、
世論に思わせる(もしくは自分が
そう思いたい)ためと考えられます。
「選択か強制か」という本質の論点では
さすがに反対派(非共存派)は
不利とわかっているのでしょう。
それで「夫婦別姓か夫婦同姓か」の
問題にすりかえるものと思います。
「全員に夫婦別姓を強制する」と
思わせることができれば、世論の反発も
強くなると、彼らは期待するのでしょう。
彼ら反対派(非共存派)は、
自分が他者に夫婦同姓を強制するので、
相手も自分たちに同じことをするだろう、
という「疑心暗鬼」も考えられます。
「社会には自分と異なる他人がいる」
ということが理解できない彼らです。
なおさら推進派も自分たちと
同じだと、反対派(非共存派)たちは
決め込んでいるのでしょう。