2022年03月27日

toujyouka016.jpg 反対派の多数派幻想を否定した

前のエントリの続き。

安倍晋三の「妻が旧姓に戻すと困る」
発言ですが、選択的夫婦別姓の実現は、
「相当社会や家庭に遠心力を
働かせる」とも言っています。

 


例えば、もし私の両親が生きていれば
両親も含めて1~2年のうちに選び直す。
女房からいきなり「やっぱり
私は元に戻します」、ということが起こる。
これは相当社会や家庭に遠心力を
働かせていくのではないかと思います。

これは現在の日本社会の広範に
「旧姓に戻したい」と言い出す妻が
たくさんいると、安倍晋三は
考えていることになります。

つまり旧姓にもどしたい女性が
それだけたくさんいるという認識です。
選択的夫婦別姓を求めるかたは、
「多数派」と言っていることになります。


「選択的夫婦別姓を求める人たちは
少数派だから認めなくてよい」
というのが、これまで反対派(非共存派)が
さんざん繰り返した主張でした。

かかる反対派(非共存派)の
重要な反対理由もまた、安倍晋三の記事は
否定したことにもなります。


「選択的夫婦別姓が実現したら
日本社会全体に深刻な影響が出る」と
強調したくて、「遠心力」うんぬんを
安倍晋三は加えたものと思います。

この「遠心力」のくだりは、
期せずして(たぶん)、反対派(非共存派)の
「多数派幻想」をつぶすという、
よけいなひとことになっているようです。



posted by たんぽぽ at 22:19 | Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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