2022年04月21日

toujyouka016.jpg 家族のキズナに同じ苗字は重要か?

4月20日エントリの続き。

中高生にとっての「家族の絆が強まった
経験」について引き続き見ていきます。

「青少年の生き方を支える「家族の絆」の構築戦略」

今回は、おそらく関心が高いであろう、
「1. 同じ姓を名乗ること」を
取り上げたいと思います。

 
「家族のキズナが強まった経験」して
「1. 同じ姓を名乗ること」をあげた
中高生は、「父」「母」「きょうだい」
「祖父母」のいずれも2割ほどで同程度です。



報告書では「父」「母」「きょうだい」は
いずれも「1. 同じ姓を名乗ること」が
第5位に来ていることを指摘しています。

この他、父親、母親、きょうだいとも、
第 5 位には「同じ姓を名乗ること」が挙がっている。

「1. 同じ姓を名乗ること」は、
中高生にとって、家族のキズナを強める
経験にそれなりになっていると言えます。


それでも第5位にとどまったということは、
「1. 同じ姓を名乗ること」は
家族のキズナを強める上で、
かならずしも重要でないとも言えます。

「1. 同じ姓を名乗ること」と同程度か
それ以上の割合の回答があった
選択肢も、実際いくつもあります。

家族が同じ苗字を名乗ることは、
キズナを強める経験になりえるが、
同じ苗字でなくても、ほかにいくらでも
家族のキズナを強める経験は
あるということです。


選択的夫婦別姓の推進派は、
「同じ苗字が家族のキズナを強めるために
大事と考えている人もいるだろうが、
そうでない人もいる」と考えているかたが
ほとんどだと思います。

苗字と家族のキズナはかならずしも
関係ない人もたくさんいるという、
推進派の認識は妥当であることが、
この報告書からしめされると言えます。


選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)は
家族のキズナを強める経験として
夫婦同姓、家族同姓であることは
必要不可欠なことだと主張します。

家族が同じ苗字でなければ
家族が崩壊するとまで言う
反対派(非共存派)も多いです。

反対派(非共存派)は、「同じ苗字」の
家族のキズナへの寄与を、異様なまでに
過大評価していることになるでしょう。


前のエントリでもお話しましたが、
この報告書では、家族のキズナを
強める経験として重要なことは、

2. 一緒に住むこと
3. いっしょに家で食事したこと
5. 一緒に趣味、スポーツ、ゲームをしたこと
9. 一緒に会話したこと

の4項目に絞られるとしています。

父親、母親、きょうだいと家族の絆が
強まった経験の上位 3 位は「一緒
に住むこと」、「一緒に家で食事したこと」、
「一緒に趣味・スポーツ・ゲームをしたこと」、
「一緒に会話したこと」の 4 項目にしぼられる。

「1. 同じ姓を名乗ること」についての
言及や考察は。このあとはなくなります。

この報告書の著者たちは、
「1. 同じ姓を名乗ること」は、
家族のキズナをはぐくむ上で、た
いして重要でないと考えている、
ということだと思います。

posted by たんぽぽ at 22:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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