2022年05月12日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓に賛成が過去最低

5月11日エントリの続き。

今回の内閣府の「家族の法制に関する
世論調査」の結果で、もっとも衝撃的なことは、
選択的夫婦別姓に「賛成」の割合が
過去最低となったことです。

「家族の法制に関する世論調査」
「2.婚姻した場合の名字・姓に対する考え方」

 


1996年: 賛成 33%、反対 40%
2001年: 賛成 42%、反対 30%
2007年: 賛成 37%、反対 35%
2012年: 賛成 36%、反対 36%
2018年: 賛成 43%、反対 29%
2022年: 賛成 29%、反対 27%


1996年にいまのように選択肢が、
「賛成」「旧姓使用」「反対」の
3つになって以来、前回調査までは
「賛成」はずっと3割以上でした。

因襲・反動的な風潮が支配的になった
2007年、2012年でさえ、「賛成」は
3割をゆうに超えていました。

2022年は、この世論調査がはじまって以来、
はじめて「賛成」が3割を切りました。
「反対」への回帰がなかったとはいえ、
「賛成」がこのように減ったことは、
やはり深刻と言わざるをえないです。


大きな原因は、5月9日エントリでも
触れましたが、2021年の衆院選で
自民党が大勝して、因襲・反動的な風潮が
ぶりかえしたことだと思います。

2021年の衆院選の敗北は、
2005年や2012年のそれらより
規模的には小さいかもしれないですが、
深刻さはずっと大きいのでは
ないかと思います。

posted by たんぽぽ at 22:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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