5月5日の子どもの日にちなんで、
総務省統計局が子どもの数についての
調査を行なっています。
以前から毎年行なっているものです。
「我が国のこどもの数 -「こどもの日」にちなんで- (「人口推計」から)」
「I-1 こどもの数は1465万人、41年連続の減少」
「こどもの数が41年連続減 AIで対策も「こども家庭庁」の打つ手は」
こどもの数が41年連続減 AIで対策も「こども家庭庁」の打つ手は #FNNプライムオンライン https://t.co/K5DpQskkEN
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) May 4, 2022
2022年4月1日現在、総人口における
子ども(15歳未満)の人数は1465万人です。
昨年より25万人少なく、1982年以来
41年連続の減少を記録しました。
総人口に対する子どもの割合は、
2022年は11.7%でした。
昨年より0.1ポイント減少で、
1975年以来48年連続の減少です。
総務省統計局の子どもの人数と割合の
グラフをしめしておきます。
現在の日本には、出生数、出生率が
増加する要素がまったくないです。
40年以上連続で減少が続いても、
当然のことだと思います。
現在は、親世代が「子どもの数が
減り始めた」と言われるように
なったときに生まれた人たちです。
親の数が減っているのですから、
なおさら子どもの数が減るということです。
過去10年間の推移を見ておきます。
子どもの人数、前年からの減り幅、
子どもの割合の順に示しています。
2022年: 1465万人 (-25万人)、11.7%
2021年: 1493万人 (-19万人)、11.9%
2020年: 1512万人 (-20万人)、12.0%
2019年: 1533万人 (-18万人)、12.1%
2018年: 1553万人 (-17万人)、12.3%
2017年: 1571万人 (-17万人)、12.4%
2016年: 1605万人 (-15万人)、12.6%
2015年: 1617万人 (-16万人)、12.7%
2014年: 1633万人 (-16万人)、12.8%
2013年: 1649万人 (-15万人)、12.9%
これを見ていると、令和に入ってから
子どもの人数の減りかたに加速が
かかっていることがわかります。
とくにことし2022年は、前年との差が
-25万人で、過去10年間の中では
減り幅がとくに大きいです。
このあたりは、親が人口減少の
世代に入ったことに加えて、
コロナウイルスによる生活の制限や
困窮もあるものと思います。
「子どもの人口崩壊」という
「歴史的失策」は、近年になって
さらにスピードをあげたということです。