「野党の問題点の批判」で
ありがちなものとして「野党は政策を
示せない」というものがあります。
実際そうだと思っている人は
たくさんいるのではないかと思います。
RTs> 7月の参院選、立民・共産は勝てないよ。理由は簡単。「喰える気がしない」から。
— ねこです。 (@Katalernejo) April 23, 2022
自公の経済政策がどれほど拙く日本を転落させたことに多大な責任があっても、野党にそれを覆す政策を提示する能力が無ければ国民には全く響かない。かつ大方の国民はとても保守的で人権などに興味が無い。
立憲民主党などの野党は、
政策に関しては完璧ではないにしても、
一定の水準には達していると、
わたしは思います。
わたしは選挙が近づくたびに、
立憲民主党の政権公約の一部を、
ブログで取り上げることがあります。
それを見るかぎり、公約でかかげている
政策を必要とする人はいるし、
またその政策を必要とする人のニーズに
対応できていると思います。
同じ政治課題に対する政策としては、
自民党案より野党案のほうが
すぐれていることも多々あります。
2年前のコロナの給付金に関しても、
自民党はクーポンを配布すると
言ったり、減収世帯に限ると
言ったりしていました。
「コロナ対策に無策な安倍政権の問題点」
最終的には一律の10万円給付と
なりましたが、これはもともと
野党が主張していたものです。
「10万円一律給付・野党が主張していた」
野党案は自民党案より優れていることが
よくあることは、ある程度以上
国会の動向をくわしく見ているかたなら、
把握していることだと思います。
ここでの問題は「野党は政策を
しめせない」ではなく「野党は政策を
しめせないと思っている人が多い」に
なるのだろうと思います。
それゆえ野党とその支持者にとって
大事なのは、野党の政策立案能力に
問題がないことを、いかに国民一般に
理解してもらうか、という
「戦略」だと思います。
この「戦略」には、6月11日エントリで
お話したような「メディア戦略」も
含まれることになります。