6月15日エントリの続き。
婚姻数が戦後最低になったことを、
見ていきたいと思います。
「日本人の結婚への関心、依然高いが…男性25%・女性16%が「生涯未婚」」
データの出展は厚生労働省が発表する、
「人口動態統計月報」です。
「令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
「第1表 人口動態総覧の年次推移 (2-1)」
2021年の婚姻数は50.1万件です。
問題なく戦後最低の件数です。
2017年が60.7万件で、2010年が70.0万件です。
最後に80万件を超えていたのは、
1977年(82.1万件)で、1978年から
2010年までは、ほぼ70万件台に
とどまっていました。
婚姻数の減少がはっきり
見られるようになったのは、
21世紀に入ってからです。
このころから未婚率の上昇が
目立つようになってきたのでした。
2019年は59.9万件でしたが、
2020年は52.6万件と激減しています。
これはコロナ禍の影響で
結婚を控えるかたが増えている、
ということだと思います。
このあとコロナ禍が収束すると、
いくらかは婚姻件数は
持ち直すのかもしれないです。
それでも結婚当事者世代の
人数が減りはじめているので、
婚姻数の減少傾向は、
今後もずっと続くと思われます。