毎日新聞のボートマッチ「えらぼーと」ですが、
今回は個別の政策について、
各政党ごとの回答を見ていきます。
「毎日新聞ボートマッチ参院選 えらぼーと2022」
今回も「選択的夫婦別姓」はあります。
まがりなりにも「重要争点」として
定着したということかもしれないです。
見てのとおり、自民党以外のすべての
政党は、ほぼ全員が選択的夫婦別姓に
「賛成」と回答しています。
(下に並んでいる「諸派」を除く)
自民党だけは、「賛成」21%、「反対」38%、
「無回答」41%と回答が割れています。
このあたりの状況は、前回2019年の
参院選のころから変わって
いないことになります。
「選択的夫婦別姓・他党はほぼ全員賛成」
「選択的夫婦別姓・自民党に中立が増えた」
自民党には、選択的夫婦別姓に対する
スタンスを明言しない「無回答」の
候補者が多いことが目立ちます。
これは、
1. 内心反対。反対を表明すると批判が多いので
明言を避けた
2. 内心賛成。反対派の有力議員の顔色を伺って
明言を避けた
3. 見識がない
のいずれかが考えられます。
1. 2. 3.のいずれであっても、
選択的夫婦別姓の実現を求める
立場からは、信用できないので投票を
避けるのがよい、ということは、
以前お話したことがあります。
「無回答の候補者をどう考えるか」
選択的夫婦別姓は人権問題です。
それゆえその是非など迷うことなく
回答できるというものです。
それを回答できないというのは、
その候補者の人権意識が「その程度」ということです。
選択的夫婦別姓の実現を求める
立場からは信用できないと
考えてよいことだと思います。
付記:
立憲民主の候補者は、選択的夫婦別姓に
「賛成」が92%ですが、「反対」2%、
「無回答」6%と少ないながらも
ゼロでないのが、いささか気になります。
選択的夫婦別姓の実現は、反対派(非共存派)が
ひとりだけでもいると、その存在が
致命的になることが多いからです。