6月30日エントリの続き。
毎日新聞のボートマッチ「えらぼーと」
ですが、ほかのわたしが気になる
政策も見ていきたいと思います。
「毎日新聞ボートマッチ参院選 えらぼーと2022」
> 配偶者控除
「現状維持」と答えた候補者が多いです。
「控除引き上げ」は共産、社民に
やや多く目立っているのが意外です。
配偶者控除は「専業主婦を囲い込む」と
言われて、女性の就労のさまたげに
なるので、ジェンダー平等の観点からは
むしろ廃止が望ましいです。
それでもコロナに物価高と、
生活苦が続くご時世なので、
控除の縮小や廃止は好ましくない、
という判断なのかもしれないです。
立憲民主は「現状維持」と
「なくすべき」に分散しています。
「無回答」も目立っています。
国民民主は 5つのすべての
選択肢に、回答が分散しています。
「なくすべき」がもっとも多いのが
国民民主というのも、やや意外です。
維新は「無回答」がとても多く76%です。
「なくすべき」と答えたいけれど、
生活難のご時世なので、はっきり言えなくて
お茶を濁しているのでしょうか?
> 高校、大学無償化
野党はどこも「完全無償化」が多いです。
(下のほうの「諸派」を除く)
自民、公明だけは「無償化拡大」が
もっとも多くなっています。
自民、公明でさえ高校と大学の
無償化は拡大を主張している
ということもなるでしょう。
この期におよんで無償化の
現状維持や縮小、廃止を主張できる
候補者はいないということのようです。
> 緊急避妊薬
これは「緊急避妊薬を処方箋が
なくても、薬局で購入できるように
する」という質問です。
自民党以外はどこの政党も、ほぼすべての
候補者が「賛成」と答えています。
(下のほうの「諸派」を除く)
自民党だけは「賛成」「反対」
「無回答」に割れています。
選択的夫婦別姓や同性結婚と
状況が似ていると言えます。
自民党で緊急避妊薬の市販薬化に
反対や無回答の候補者は、
おそらく例の家族イデオロギーやら
純潔思想を信奉しているのでしょう。
女性の性の自己決定なんて、
彼らの因襲・反動的な家族・ジェンダー観に
反するということです。